婚活関連のマーケティングを行うネクストレベルは、マッチングアプリの利用経験がある未婚男女を対象にしたアンケートの調査結果を3月下旬に発表した。
調査は1月29日から2月4日にかけて行われ、「年収」を検索条件に設定したことがあるかどうか、設定する「年収金額」はいくらかを独身男女315人に対して質問し、回答を得た。(文:國伊レン)
「仕事をしているかどうか知りたい」という男性が多数
調査の結果、男性は約3割、女性は約5割が年収を設定していると回答した。男性側の意見では、
「社会人としての経験は大事だと思うから、仕事をしているかどうか知りたい」(30代/沖縄/年収200~299万円)
「収入額は気にしませんが、定職に就いているかは気になる」(30代/静岡/年収300~399万円)
など、働いているかどうかを確認するために年収を設定しているという声が多い。また、「金銭感覚が合うか知りたい」という意見も同じくらい多かった。女性側も「ちゃんと仕事をしているか知りたい」という意見が多い。次いで、
「安定した仕事をしているのかを見てしまう。その人と結婚するかどうかはまだ分からないが、知っておくと安心できる」(20代/三重/年収100万円未満)
と、「金銭面でゆとりがあるか」を確認するために設定しているという声が多かった。
4人に1人の女性が「自分より高ければいくらでもOK」
マッチングアプリに「年収」を設定している男女130人に、具体的な数値を聞いてみたところ、男性は4割以上が「300~399万円」と回答し最多となり、2位に「200~299万円」、3位に「400~499万円」と続いた。
一方、女性で最も多かったのは「自分より高ければいくらでもOK」で、26.3%が回答した。2位に「400~499万円」、次いで「500~599万円」、「300~399万円」の順だった。
「自分より高ければいくらでもOK」と回答した女性に理由を聞いてみると、
「自分より低いと相手にも気を遣わせてしまうため」(30代女性/兵庫/年収不明)
「自分より年収が少ない人は頼れない」(20代女性/京都/年収300~399万円)
と答えた。4人に1人が「自分より高ければいくらでもOK」と答えていることから、男性は女性より年収が高いのが一般的だという認識があるようだ。また、3位の「500~599万円」を設定した女性たちは、「結婚」や「子ども」を理由に挙げており、設定年収が高いほど結婚を見据えた出会いを期待する傾向がうかがえた。