旧友との再会は嬉しいものだが、相手の変わりように幻滅し、絶縁に至ることもあるようだ。
愛知県の50代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)は、友人から「久しぶりに会いたい」と連絡が来たときのことを回想した。
その友人との出会いは25年前に遡る。当時の女性は結婚前で、交際していた彼氏から「同僚の彼女」として紹介されたことがきっかけだった。その後、彼氏とめでたくゴールインした女性に対し、友人は別れたのちに「薬剤師」と結婚した。その後も女性は友人と年賀状交換をする程度の付き合いを続けていたが、久しぶりに会うなり、驚きの言葉が告げられた。(文:長田コウ)
義父が亡くなって4日後に「家族の自撮り写真に自慢のコメント入りのLINE」
「(女性の)旦那は優しく貯金もあったけど、自分の彼氏は子どもだったから」
と言ってきた友人。元彼は当時20歳で友人より「2つ下」だった。今さら元彼のことを悪く言う友人に、「今頃何のために言いたいのか?」と怪訝に思った女性。少なくとも、久しぶりの再会でする話ではないだろう。会いたいという連絡が来たときは「思い出してくれたんだ」と嬉しい気持ちもあっただろうに、これでは再会したことを後悔しそうだ。
実際、会ったことがきっかけで、女性は友人の自分勝手さに気付いたようだ。
「義母のことで悩みもあったがホームに入ってゆとりもできたし、年齢的にも会いたい人に会い、行きたいところに行く」
と友人は主張してきたが、「私の方は介護や義理家族の問題真っ只中で時間はありませんでした」いう女性。家族の問題を抱え、忙しくしているのを知りながら、再会後も友人は全く気の利かない行動をしてきたのだ。
「こちらの都合を考えずにLINEが毎日来るんです!旅行先からも、職場からも、歯医者の待ち時間にも向こうから」
そんな最中、義理の父が亡くなったこともあり、女性が「やんわり忙しいアピール」をすると、連絡が4日ほど途絶えたという。だが、ほっとしたのも束の間、さらに追い打ちをかけるLINEが届いたのだ。
「家族の自撮り写真に自慢のコメント入りのLINE。その直後に自分の友人3人が病気でショックだから私に落ち着いたら会いたいという文章!」
たった4日で痺れを切らし連絡してきた友人に、「LINEやネット依存」だと思うほどの自己中ぶりだったと振り返る。「何のために連絡してくるのか」と思った女性は、ついに本音をぶつけたようだ。
その結果「はっきり言ったので彼女を傷つけてしまった」と多少の悔いを残しながらも、「こちらの状況を考えられる人ではなかった」と憤りを感じている。
「再会しなければ良かったと後悔しています。(中略)自分優先は大事ですが、時間の隙間に利用されても困ります。既読無視やブロックも出来たけど話したら分かると思いました。大人なんだから…でも違いました。2度と繋がりたくありません」
と、絶縁への強い決意が感じられる言葉で締めくくった。
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