isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2024年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週の星座占いを全文読みたい方はこちらをタップ 今週のおひつじ座の運勢illustration by ニシイズミユカ
不意の先祖返り
今週のおひつじ座は、現実と向き合う姿勢に“軽やかさ”を取り戻していこうとするような星回り。
『星占の予想当たるか春ショール』(関口渓人)という句のごとし。
ともすると私たちは、頭の中で思い描く“外なる現実”を向き合う際に、過剰な理論武装に走って論破やマウントをしようとしたり、病名や障害や可哀そうな境遇などを並べたててシールドを張りがちですが、そうした心の武装をふっと解いていくことこそが今のおひつじ座には必要なのではないでしょうか。
あなたもまた、あるかなきかの星占いの予想を現実にうっすら重ねてショールをまとうくらいの“身軽さ”を意識して過ごしていきたいところです。
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からだを張って問うべし
今週のおうし座は、みずからの人生を支えるに足る“何か”を探していくような星回り。
哲学という営みが驚きに端を発するということは古来から言われてきましたが、近代ヨーロッパ哲学の出発点ともされるデカルトの場合も、学業を修めるべき年限を終え、万巻の書物と向き合い終わった若き日の所感について、後に次のように述べています。
「これまでに生を享けた誰よりも優れた精神によって何世紀もの昔から培われてきたのに、それでも哲学にはまだ何ひとつ議論の的にならない、したがって疑わしくないようなものは見当たらない。」(『方法序説』)
あなたもまた、何かと自分を突き動かしてやまない強い衝動に改めてハッとさせられていくはず。
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深淵をのぞく
今週のふたご座は、究極的な優先順位を改めて思い定めていくような星回り。
『友を食むおたまじゃくしの腮(あぎと)かな』(島村元)という句のごとし。
飢饉や地震、疫病などの天変地異で人が大量死していた鎌倉時代初期に書かれた『方丈記』には、お互いに離れられない夫婦や家族の間では、必ず愛情深い方が先に亡くなるという記述がありましたが、もし仮に自分の身に置き換えた場合、あなたは最後まで生き残る側でしょうか、それとも先に亡くなる側でしょうか。
あなたもまた、どこかでそうした生きるか死ぬかの取捨選択を迫られていくことになるかも知れません。
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光源に対抗していくということ
今週のかに座は、自分の思い通りには決して動いてくれない相手ほど、よく向き合っていこうとするような星回り。
『源氏物語』を自らの手で書き上げた紫式部は、「一般的な物語」をそのまま生きようとはしませんでした。20代後半で貴族男性と結婚し、一女をもうけるものの結婚後3年ほどで夫と死別した彼女は、「一般的な物語」からかけ離れてしまった自分を慰めるために、自分の手で物語を書き始めたのだと言います。
彼女は自らの影に潜む一人ひとりをなまなましく描き出すために、まず相手となる男性が必要だと考え、文字通り“光源”としての光源氏という男性を立てて、彼と女性たちとの物語を次々に展開させていったのでした。
あなたもまた、自らの内部にうごめく分身たちを照らし出してくれる“光源”をまずは見つけ出していくべし。
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春は死角からやって来る
今週のしし座は、決定的<不在>を埋めるための呼び水を撒いていこうとするような星回り。
『ああ春はまだ暗がりに置くピアノ』(中山奈々)という句のごとし。ここには音楽が鳴りだす直前の沈黙があり、誰かがその前にやって来るかもしれない空白がある。そうして、それらを十分に感じ切ったとき、その<不在>を埋めるかのように、どこからか「ああ」という吐息が漏れだしてくるのだ。
そんな、一体どこから湧いてきたのか分からないような声なき声が、隠しようがないほどに溢れだしてきたとき、はじめて私たちの元に春はやってくるのかも知れない。
あなたもまた、声なき声を強く大きく、外へと聞こえるほどに反響させていくべし。
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意味を問うコミュニケーションという戦い
今週のおとめ座は、改めて「無意味な人生などあるだろうか?」と問うていくような星回り。
みんながみんな、アインシュタインや緒方貞子などのように、誰が見ても立派で、価値のある人生を送っている訳でないし、中にはとてもこれ以上生きる価値などあるのだろうか、と疑問に感じてしまうケースだってあるでしょう。
しかし、だからと言って、人生の意味というのは、第三者的な立場から、ある種の絶対的な基準に基づいてその序列を決められるようなものなのかと質問されて、「イエス!」と答える人ばかりかと言えば、そうでないはずです。
あなたもまた、自身や身近な誰かの人生の意味をめぐる共同的な構築に向けて、言葉をつむいだり、会話をしたりしていくことになるかも知れません。
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夕闇の中の自画像
今週のてんびん座は、見習うべき自画像のありようを探っていくような星回り。
『裏がへる亀思ふべし鳴けるなり』(石川桂郎)という句のごとし。このとき、作者は病気の身でほとんど死にかけだったのだという。つまり、この亀に自身の姿を重ねているのであって、端的に言えばこの句は作者がこの世で最後に残そうとした自画像なのだ。
裏返って鳴いている亀の姿は、あわれではあるが、おかしみがある。それは俳諧という文芸の根っこにある、飾り立てた上品さを笑う風狂の精神だったのかも知れない。
あなたもまた、ひっくり返って鳴いている自分自身の姿を誰かと分かちあっていくべし。
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未知に開かれて
今週のさそり座は、「ネガティブ・ケイパビリティ」という引き出しにグッと手をかけていこうとするような星回り。
今ほど性の規範の見直しが力強く叫ばれることのなかった時代に、男性でありながら女性的な精神を宿していた特異な人物の一人に、26歳で夭逝したロマン派詩人のジョン・キーツがいます。
詩人はおのずと不確かさや、神秘的なこと、疑惑ある状態の中に留まり続ける力が求められていく。そうした力に習熟していくためには、訳の分からないことや、とりつくすべもない事態を前にした時のすっきりしない気分に何度も、深く耐えていかねばならないのです。
あなたもまた、すぐに何かを「分かった」状態に持っていく力(ポジティブ・ケイパビリティ)の代わりに、分からない状態でいられる力をこそ発露させ、磨いていくことの大切さに改めて開かれていくことになるでしょう。
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虚実のはざまで
今週のいて座は、気持ちをいったん増幅させることで収めていこうとするような星回り。
『朧おぼろふめば水也(なり)まよひ道』(小林一茶)という句のごとし。
作者の「おぼろおぼろ」がある種の虚構であったように、私たち自身もまたみずからの直面している事態を「まよい道」としてあえて認め、自分なりに脚色することで、何とかすこしの光も届かない真の闇に引きずり込まれまいとしているのではないでしょうか。
あなたもまた、もっとも率直で後ろ向きな本音を吐露していくくらいでちょうどいいでしょう。
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いきりすぎるなかれ
今週のやぎ座は、なにかと好戦的になるよりも「やりすごし」、「生き延びる」ことを選んでいこうとするような星回り。
精神科医の中井久夫は「ストレスをこなすこと」というエッセイにおいて、やはり人類が共通して抱える問題としてのストレスに対し、同様の戦略を提案しています。
「ストレス解消法」は、何にせよ、一時しのぎと考えて、「ストレス感」がなくなるまで徹底的に追求しないことです。追求すると、むしろ、むなしい感じが生まれ、これは全然消えません。
あなたもまた、何か誰かと張り合い、「戦う」ことをやめることで、かえって抵抗力を高めていくという戦略を自分の身に寄せて実行してみるといいでしょう。
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イデア殺し
今週のみずがめ座は、乱れるのが当り前の状況でもまっとうにあり続けようとしていくような星回り。
『地にぢかに居る故の酔ひ花筏』(上野泰)という句のごとし。ここでは地面に「ぢかに」座ったときの感触が、強い違和感とともに詠まれています。それはおそらく、地面に直接腰をおろすという行為自体が日常的感覚からの逸脱を伴うものであることと、桜の視覚的なゆさぶりの相乗効果によって引き起こされているのでしょう。
しかし、作者はそうした逸脱やゆらぎに対して、落ち着かなさや悪酔いの感覚を抱いており、ややもすれば、自分のペースが乱されたことに八つ当たりしているようでもあります。
あなたもまた、羽目を外しすぎるかも知れない自分自身をどこか冷静に見つめていくくらいのつもりで過ごしていくといいかも知れません。
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演技論という名の幸福論
今週のうお座は、誰もが貧困に陥る可能性が高まっていく世の中において、まずわが身を振り返っていくような星回り。
信仰を求めながらも信仰にはいたりえず、たえず不安に苛まれる自分自身を見つめ続けたキルケゴールは、自身のそうした経験から、絶望とは、自分をコントロールしている理性があるという自己認識が生み出すものと結論づけました。
キルケゴールに言わせれば、理性というのは湧き出す欲求を華麗にコントロールしていく“主人公”などではなく、あくまで欲求に振り回され、それに突き動かされてく自分を見ている“観客”に過ぎないのであって、かなりの程度、欲望の奴隷なのです。
あなたもまた、まずは理性の役割やその力の限界を正しく認識していくところから中長期的な見立てを立てていきたいところです。
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