この世には、実にさまざまな趣味がある。趣味は人生を豊かにするので2つか3つぐらいあると良い。趣味も1つのものをずっとやってると飽きてしまうが、ローテでこなすことで、趣味疲れを避けることができるし。
基本的に趣味に貴賤はないと思うんだけど、例外もある。貴賤で例えるところの“賤”にあたるもの。筆頭はやっぱりギャンブルだろう。先日も、ギャンブルは身を持ち崩すものだと、水原通訳が証明してくれたばかりだし。
日本におけるギャンブルの中でもとりわけ質が悪いのが、庶民の遊技みたいな感じであちこちに店を構える、パチンコである。はっきり言ってパチンコ趣味は決して褒められたものではない。金と時間を無駄にするし、勝っても負けてもイライラする。
パチンコに対してのマイナスイメージは、もはや業界がどんな策を弄しても好転することもない。その具体例を今回は紹介したい。(文:松本ミゾレ)
「パチンコは興味がないしお金がもったいない」(神奈川県・20代)
先月、マッチングアプリ関連のメディアを運営しているネクストレベルが、異性受けする趣味に関する調査結果を発表していた。
マッチングアプリを利用したことがある未婚男女215人に異性の好ましい趣味について聞いている。面白いのは、異性にウケない趣味に関する項目だ。
女性たちが、男性の趣味でマイナスイメージを持っているものを回答しており、その中の1位が「パチンコ・スロット」である。その割合は驚異の76.3%となっていて悪い意味でぶっちぎりである。
その理由としては
「パチンコは興味がないしお金がもったいない」(神奈川県・20代)
「パチンコは身内に依存症だった人がいて、そんな人と付き合いたくないと思う」(東京都・20代)
といった真っ当な声が挙がっていた。
そう。パチンコ趣味は、女性にモテないのだ。モテる要素がない趣味の筆頭と言っても差し支えないだろう。
パチンコを趣味に持つ男は実際に恋愛適正なかったりするよね…
で、ここからは経験談。僕自身パチスロをやるので分かるが、パチスロで使うお金をデートに使えばいい……ということは頭で分かっていても、それができずに遊技に使うということがこれまで山ほどあった。若い頃なんて、彼女とデートしてても「ちょっとパチスロしたい」と言って、相手を車で待たせたまま2時間ぐらい打ってた時もある。
そういうことをやってしまって自覚したけど、パチスロ趣味というのは依存であって、女性からすれば病的な地雷男なんだよね。なのでパチンコホールに通う男は、普通の恋愛をしたがる女性とは上手く行かないことが多いと思う。別の健康的な趣味を持つ男性の方がどう考えても優良案件だし。
だから身の回りの依存症の連中なんか見てみると、やっぱり生まれてこの方彼女ができたことがない人とか、彼女はいるけどパチンコ趣味そのものを秘密にしている人。あるいは彼女の作り方がそもそも分からず、パチンコの勝ち方も分からない人なんかもいる。
趣味として見るとお金がかかり過ぎるのがパチンコなので、そんなのが好きな男はよほど顔が良くないとモテない。また、僕も40手前になって分かってきたが、顔が良くても30代、40代ぐらいからはパチンコが好きってだけで聡明な女性からは相手にされなくなる。どんなに顔が良くてもお断り、というわけだ。
趣味には完璧に、貴賤があるんだよね。女性からしても、どうせ付き合うなら自分に投資してくれる彼氏がいいだろうし。パチンコ趣味を持つ奴はそれがなかなかできないんだ。何故なら依存症だから、お金の使い道の優先順位が狂っているので。