推しの存在は、人によっては生き甲斐にさえなるだろう。しかしそれだけに、推しをめぐって友人と絶縁にまで発展してしまうこともあるようだ。神奈川県の20代女性(医療・福祉・介護/年収150万円)は、「今から2年くらい前の出来事です」と語る。
それぞれ別の好きな歌手の推しがいた2人。あるとき、「同じ界隈の歌手が問題行動を起こし活動休止」となったが、比較的すぐに活動を再開したという出来事があった。この騒動について女性がLINEで友人に送った内容が、彼女の逆鱗に触れてしまったという。(文:長田コウ)
「結果的には絶縁して良かったと思ってます」
女性は素直な気持ちをこう送った。
「こういうのはあると界隈全体が悪いイメージつきそうで心配、せっかくみんな頑張ってるから今後は心入れ替えて頑張って欲しい」
酷い悪口というわけではないが、この言葉に友人は激怒した。というのも、その歌手が友人の推しだったからだ。友人からは、
「推しのことを悪く言わないで、許せない」
と返信がきた。気分を害した友人の気持ちも分かるが、理不尽なことに女性はその事実を知らなかったという。
「友達がその歌手が推しだという話を本人含め全く聞いたことがなく、推しと思っていなかったので当然悪気はなかった」
事実を知った女性は、すぐに「知らなかったこと」と「謝罪」をしたというが、すでに手遅れだったようだ。結局、「そのままブロックされ、絶縁状態になりました」と肩を落とす。しかし、今となっては絶縁したことに後悔はないようだ。
「元々何かにつけて約束をすっぽかされたり、LINEを未読無視されたりしていたので向こうは縁を切るタイミングを待っていたんだと思います。私としては絶縁したおかげで自分の推し事はかえってはかどるようになったので結果的には絶縁して良かったと思ってます」
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