渡辺航「弱虫ペダル」の展覧会「超!弱虫ペダル展」が、明日3月29日に東京・池袋サンシャインシティで開幕。開催前日となる本日28日には同会場にてメディア向け内覧会が行われた。
【大きな画像をもっと見る】「弱虫ペダル」の連載15周年突破、そして「弱虫ペダル」シリーズ計100巻突破を記念して開催される「超!弱虫ペダル展」。会場には200点を超える原画のみならず、クラウドファンディングによって制作された数々の造形物が展示された。なおクラウドファンディングは達成率530%超、計1600万を記録している。
レースのスタートアーチが構えられたエントランスには、主人公・小野田坂道が物語冒頭で使用していたママチャリや、渡辺が来場者に向けて描き下ろした色紙などを展示。会場は物語の始まりから坂道3年生編までのシーンまでを時系列順に追う形で構成されており、原画のみならずキャラクターの紹介パネルや名場面の舞台を模したジオラマ、フォトスポットなどが随時設置されている。
物語の始まりから合宿編までを追うエリアでは、総北高校裏門に位置する激坂を模したジオラマと、合宿のメインコースを模したジオラマを展示。いずれも自分のお気に入りのアクリルスタンドなどを飾って写真撮影をすることが可能だ。またインターハイ1年目エリアには総北の自転車競技部の部室をイメージしたフォトスポットが登場。扉が開いているロッカーの中にはキャラクターをイメージしたアイテムが揃えられた。
その後少し広いスペースへと出ると、キャラクターたちの等身大パネルエリアに突入。パネルには渡辺が展覧会用に描き下ろしたイラストが使用されている。またエリア中央には坂道、今泉、鳴子のイメージ動画が3面モニターで映し出された。続く坂道2年生編では御堂筋の“昆虫の羽”や、真波の“天使の羽根”を体験できるフォトスポットが用意されており、いずれも自転車のハンドルを手にして撮影を楽しむことができる。さらに御堂筋と小鞠が出会ったシーンの再現コーナーや、坂道2年生のインターハイにおける山岳賞のシーンを模したジオラマが登場した。
続いて箱学のロッカールームを再現したフォトスポットへ。こちらも総北の部室同様キャラクターたちのロッカーや部室の長椅子、機材などが置かれている。また泉田の大胸筋・アンディとフランクを触れるスポットも。手で押すと泉田の声優を務める阿部敦撮り下ろしの声で「アンディ」「フランク」と聞くことができる。大胸筋を押し続けていると一定の確率で別のボイスを聞くことも可能だ。続いてクラウドファンディングによって制作された“巨大御堂筋くん”の写真スポットが登場。大迫力の御堂筋を背景に、臨場感溢れる写真を撮影することができる。また展示横には赤いボタンがあり、押下することで御堂筋のボイスが流れ出す。そのほか幼少期の御堂筋の等身大フィギュアや、御堂筋にスポットを当てたパネルなどが展示された。
その後、坂道3年生編、さらに「弱虫ペダル SPARE BIKE」の原画展示が続く。渡辺にスポットを当てたエリアでは、渡辺が普段使用している画材道具や葦木場の等身大サイズパネル、作品とコラボしたオートバイ用のヘルメットなどを紹介。X(旧Twitter)で行われた人気投票の上位3人の等身大アクリルスタンドや、実在する自転車メーカーによる自転車、メディアミックス作品の展示物なども展示された。最後にはゴールアーチが構えられ、表彰台を模したフォトスポットが登場した。
「超!弱虫ペダル展」は4月21日まで。会場では音声ガイドも販売しており、録り下ろされた坂道と巻島の会話を聞くことができる。会場外には物販コーナーも用意されているため、気になる人はお見逃しなく。なおコミックナタリーでは同日に行われた記者向けの質疑応答や、クラウドファンディング支援者に向けたトークショーも取材した。そちらの様子は別記事にてレポートする。
■ 「超!弱虫ペダル展」
会期:2024年3月29日(金)~4月21日(日)
会場:東京都 池袋サンシャインシティ 展示ホールA