ドジャースの大谷翔平選手の元通訳・水谷一平氏が、違法賭博で球団を解雇された件が話題となってる。規模は違えどキャリコネニュース読者の中にも、
「パチンコ、10年で300万円。1日10万負けたとき、取り戻せないと思ってても、常にパチンコのことを考えてる」(30代男性/その他/年収200万円)
というように、ギャンブルに多額のお金を使いこんでいる人がいる。他にも、パチンコなどのギャンブルがやめられない人はどのような心境なのか、当事者の声を紹介しよう。(文:林加奈)
「毎月の可処分所得の9割ほどを費やしてしまいます」
30代男性(サービス系/年収550万円)は「パチンコとパチスロ、お金を稼ぐ手段としていかないと損した気分になり、休みのほとんど行ってしまう」という。また
「他のことよりパチンコを優先してしまうので、交友関係が狭まったことを後悔している」
と、ギャンブルがやめられずに実害が出たことを明かしている。
ある20代後半の男性(サービス系/正社員・職員/年収400万円)がハマっているのは、パチンコではなく「競輪とオートレース」だという。
「コロナ禍をきっかけに始め、自己破産までしたものの、免責許可後は再熱し、毎月の可処分所得の9割ほどを費やしてしまいます。合成オッズ1倍台になるような固い賭け方を好み、実際に給料日から1週間程度はプラス収支を維持できることが大半ですが、例外なく次の給料日までには大幅なマイナス収支に陥っています」
「不労所得を得る喜びを忘れられないこと、投票サイトのキャッシュバック制度が充実していて辞められない仕組みが整っていること、他の熱中できる趣味が見つからないことが原因です」
自己破産してもなおギャンブルをやめられないことに驚く。
「一定の学歴があり、大数の法則を知っている以上、パチンコやパチスロには手を出していないという、高学歴者としての謎の誇りがあります」
とも綴っており、高学歴かつ、パチンコとパチスロに手を出していないことが男性のプライドになっている様子。客観的に見れば、パチンコも競輪やオートレースもあまり変わらないような気もするが……。
そんな男性だが、ギャンブル依存症を治そうと、専門の医療機関に通っていた時期もあったらしい。しかし
「建前の報告と雑談で医療費と時間を費やすことに嫌気が差し、通院を事実上やめてしまいました」
と、治療を諦めてしまった。「ギャンブルは身を滅ぼす」と言われることがある。本当の意味で身を滅ぼさぬよう、節度を持って楽しむべきだろう。
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