2024年F1オーストラリアGP決勝で、ハースのニコ・ヒュルケンベルグは9位、ケビン・マグヌッセンは10位を獲得、ダブル入賞を果たした。ハースはここまで4点を獲得し、コンストラクターズ7位となっている。
ハードタイヤでスタートしたヒュルケンベルグは、最初に長いスティントを走ったことで、バーチャルセーフティカー導入時に1回目のタイヤ交換を済ませることができ、ポジションをひとつしか失わずに済んだ。レース中盤からポイント圏内を走り、マグヌッセンとともにウイリアムズのアレクサンダー・アルボンに勝ち、終盤は10位と11位を走っていたが、ジョージ・ラッセル(メルセデス)のリタイアで、ひとつずつ繰り上がり、ダブル入賞を達成した。
■ニコ・ヒュルケンベルグ(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=9位(58周/58周)
16番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード
最初のバーチャルセーフティカーに助けられた。それに加えて、ストップのたびにピット出口で1台をパスできたことが、今日のレース結果につながった。VSCとチームワークの相乗効果といったところで、僕としては大いに満足だ。
上位陣の1台がクラッシュ、(マックス・)フェルスタッペンがリタイアを強いられたレースで9位と10位だから、やはりトップ5チームが全員完走したら、僕らがポイントを獲るのは難しいのが現状だ。とはいえ、昨日の予選より今日の方がクルマのフィーリングが良かったことには勇気づけられた。去年とは逆だけど、こっちの方が実戦には役立つからね。
■ケビン・マグヌッセン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=10位(57周/58周)
14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
また見事なチームワークを発揮して、今度は2台ともポイント圏内でフィニッシュした。バーチャルセーフティカーは僕の助けにはならなかったが、反対にニコには有利に働き、チームとして彼をポイント争いのバトルに復帰させることができた。
ここで3点を獲得できたのは素晴らしいことだ。とても勇気づけられるし、いまやレースに臨む気持ちも以前とは違う。昨年は決勝日の朝に目を覚ました時点で、いいレースは期待できないことが分かっていた。だが、今日の朝は戦えるチャンスがあると思いながらベッドを出ることができたし、実際にそうなった。予選よりレースペースの方が速かったんだ。あとはこの方向で努力を続けるだけだ。