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山下大輝「僕のヒーローアカデミア」7期は過去からの積み重ねを放出「全部“ド”やべぇ」

2024年03月25日 11:29  コミックナタリー

コミックナタリー

アニメ「僕のヒーローアカデミア」ステージイベントの様子。左から佐倉綾音、岡本信彦、山下大輝、内山昂輝、福圓美里。
堀越耕平原作によるTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」のステージイベントが、昨日3月24日の「AnimeJapan 2024」内で開催され、緑谷出久役の山下大輝、爆豪勝己役の岡本信彦、麗日お茶子役の佐倉綾音、死柄木弔役の内山昂輝、トガヒミコ役の福圓美里が登壇した。

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5月4日に第7期の放送開始を控える「僕のヒーローアカデミア」。原作マンガ34巻収録の第329話からスタートする7期では、孤独な戦いの末にクラスメイトの思いを受けたデクと、オール・フォー・ワンに取り込まれそうになりながらも信念を貫き突き進む死柄木弔を中心に、ヒーローと敵〈ヴィラン〉の戦いが描かれる。登壇し、客席とのコール&レスポンスを楽しむ山下ら。シンプルに挨拶を終えようとする内山を気にした福圓が、観客に死柄木の名前を呼ぶようにリクエストすると、客席のあちこちから「弔くーん!」という声が飛んでくる。内山は照れたような表情を浮かべつつ喜んでいた。

7期を迎える前に、過去シリーズの名場面を振り返っていく山下たち。第3期で爆豪がヴィラン連合に捕まった際、岡本は山下ら共演者たちから“ピーチ姫”とイジられていたことを嘆く。山下は「寝言は寝て死ね」のセリフに注目し、絶体絶命の状態でも強気に出られる爆豪を称賛。内山がヴィラン側の戦力として爆豪を欲しがるも、岡本は「オールマイトに憧れていますからね、(爆豪は)曲がらないです」ときっぱり否定した。

仮免試験編では出久への思いを封印し、ヒーローへの道をさらに歩むことを決意したお茶子。ヒーローとして活動していくうえでは命を駆ける場面も出てくるという前提のもと、佐倉は器用に立ち回れないからこそのお茶子の決断を称賛する。佐倉は「理想のお茶子像にカチッとハマってくれて、これからも一緒に戦い続けられるなと思った瞬間でした」と思いを語った。

物語の後半で死柄木やヒミコの過去にスポットが当たった第5期。福圓は一連のエピソードを“ヴィランアカデミア”と表現し、ヒミコの真意がわからないまま表層を追っていた中で「彼女の核がちらちらと見え始めたエピソードだったので印象的でした」と語る。しかし演技の上では苦労したそうで、スタッフと思考錯誤を重ねたことを振り返る。また、死柄木の過去に触れたことでヒミコとして彼を守りたい気持ちが芽生えたことを明かした。内山は「彼の一連の過去を演じたのは、心がつらくなったけどやりがいのある仕事でした」と述べ、過去エピソードによって1期から積み重ねてきたさまざまな事柄に区切りをつけられたことに安堵していた。第6期からピックアップされたのは、お茶子が出久に反発する避難民たちに思いを伝える場面。岡本はお茶子が拡声器で叫ぶ一連のシーンによって、ヒーローは市民を助け、市民はヒーローを助けるという循環が改めて描かれていることに感嘆していた。

イベント内では第7期の新PVが解禁。МCから第7期のポイントを端的に表現してほしいとリクエストされた山下は、絞り出すように「全部“ド”やべぇ……何から言ったらいいのか」と困惑していた。最後に山下は第7期は積み重ねて来たものが放出されるとアピールし、キャストである自分たちも演技でキャラクターの思いを放出することを宣言。キャストたちは「僕のヒーローアカデミア」のイベントではおなじみとなっている、「更に向こうへ ! Plus Ultra !!」の掛け声で締めくくった。

■ 「僕のヒーローアカデミア」第7期
読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット:2024年5月4日(土)より毎週土曜日17:30~

□ スタッフ
原作:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
総監督:長崎健司
監督:中山奈緒美
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン:馬越嘉彦、小田嶋瞳
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:ボンズ

□ キャスト
緑谷出久:山下大輝
爆豪勝己:岡本信彦
麗日お茶子:佐倉綾音
飯田天哉:石川界人
轟焦凍:梶裕貴
死柄木弔:内山昂輝
荼毘(轟燈矢):下野紘
トガヒミコ:福圓美里
スターアンドストライプ:朴ろ美
オールマイト:三宅健太
オール・フォー・ワン:大塚明夫

(c)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会