アニメ「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」のステージイベントが、本日3月24日に「AnimeJapan 2024」内で開催。千石撫子役の花澤香菜、阿良々木月火役の井口裕香、斧乃木余接役の早見沙織が登壇した。
【画像】アニメ「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」のイベントに登壇した花澤香菜
花澤、井口が「〈物語〉シリーズ」でのキャストトークイベントがほとんどないことを口にし、登壇を喜ぶと、早見も思わずうれしさが口をついて出る。またこの日のGREEN STAGEでは最後のステージイベントということで、特別な装飾として巨大な垂れ幕が下げられており、これを発見した花澤が興奮した様子を見せていた。
「〈物語〉シリーズ」の説明を突然振られた花澤は、驚きから思わず席を立ち上がるも、独特な語り口や、シャフトの映像演出など作品の魅力が次々と出てくる。アフレコの話題では、この作品ならでは空気感があることなどが話され、3人とも頷く。早見は「〈物語〉シリーズ」での初めて収録を振り返って、小説を読んでいるような没入感を感じたという当時の思いを明かした。
花澤は、印象的な思い出として、撫子として歌った楽曲「恋愛サーキュレーション」が放送された際に、神谷浩史から楽曲についてメールが来たというエピソードを披露。井口も楽曲と歌声を褒め称えると、花澤が冒頭の「せーの」を再現。客席から拍手が起こった。
また2019年に開催された「〈物語〉フェス ~10th Anniversary Story~」に話題が移ると、夢のようだったというイベントについて思い出話に花が咲く。感情を出さない淡々としたじゃべりをする余接は、歌うときもそのテンションであることから、思わず高揚する気持ちを抑えていたと早見が明かしていた。
新作「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」の制作が今年発表されたばかりだが、花澤も多くの人から、喜ぶ声をかけられたそう。イベントではその新作についての新情報も続々と発表に。新作の情報が明かされるたびに会場から拍手が沸き起こった。キャストの3人も月火や撫子のビジュアルの変化に触れて盛り上がり、井口はこれまで本編ではあまり絡みがなかったキャラクター同士の掛け合いにも期待を寄せた。
収録ももう進んでいるそうで、緊張するという現場の様子をそれぞれが口にする。一緒に収録を行うことが多いという早見の演技を花澤が褒めちぎると、早見は独特なしゃべりの大変さを吐露しつつ、花澤の声を独り占めできていると喜んでいた。
第1話となる「愚物語」では、撫子や余接の新しい姿が見られるとアピール。井口も月火の素の部分が出ていることを紹介し、楽しい収録になったと述懐した。最後の挨拶では早見が「余接らしさにクスッとなりながらアフレコしました」と笑顔でコメント。井口は魅力は言葉では言い表せないとしながら「五感で楽しめる作品になっています」とアピールする。花澤は「十何年経ってもこうやって楽しみにしてくださっている皆さんがいると思うとうれしいですし、アフレコに参加しながら私も『帰ってきたな』と、胸がいっぱいになりました」と新作への喜びを改めて口にし、今後の展開にも期待した。
2024年に展開されるアニメ「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」は、西尾維新による小説「<物語>シリーズ」が原作。「愚物語」「業物語」「撫物語」「結物語」からなる“オフシーズン”、「忍物語」「宵物語」「余物語」「扇物語」「死物語 上」「死物語 下」からなる“モンスターシーズン”にて描かれたヒロインたちのその後や、阿良々木暦の大学生編などが、総監督に新房昭之、監督に吉澤翠、制作にシャフトを迎えアニメ化される。
■ アニメ「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」
2024年に展開
□ スタッフ
原作:西尾維新 「愚物語」(講談社BOX)
キャラクター原案:VOFAN
総監督:新房昭之
監督:吉澤翠
シリーズ構成:東冨耶子、新房昭之
脚本:大嶋実句
キャラクターデザイン・総作画監督:渡辺明夫
総作画監督:杉山延寛、宮井加奈
美術監督:飯島寿治
色彩設計:渡辺康子
CG監督:島久登
撮影監督:橋本日和、石川瑞帆
編集:松原理恵
音響監督:鶴岡陽太
音楽:神前暁
アニメーション制作:シャフト
(c)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト