桜井のりお原作によるTVアニメ「僕の心のヤバイやつ」のステージイベントが、本日3月24日に「AnimeJapan 2024」内で開催。市川京太郎役の堀江瞬、山田杏奈役の羊宮妃那、赤城博昭監督、遠藤一樹プロデューサーが登壇した。
【大きな画像をもっと見る】来週3月30日に最終話を迎えるアニメ「僕の心のヤバイやつ」。ステージでは最終話を前に堀江たちがこれまで放送されたエピソードの裏話を披露するコーナーが設けられた。堀江は第14話で市川が声変わりを迎えた場面をチョイス。市川役で出演が決まった頃から、堀江は声変わりしていく市川の声音の表現に悩んでおり不安だったという。収録当日まで練習を重ね、赤城監督や遠藤プロデューサーと話し合いながら、収録に臨んだことを明かした。
赤城監督は同じく第14話より、山田家の風呂場で動揺する市川の姿を選ぶ。このとき市川がステップを踏む姿は、堀江がモデルになっているという。赤城監督はアニメ第1期の収録時に、トイレで堀江と顔を合わせたものの彼がなかなか自分の隣に来ずうろうろとしていた姿が印象的だったと語る。堀江は当時のことを覚えていないようで、不思議そうな表情を浮かべていた。
市川と山田が原と神崎とともにダブルデートをした第19話から、遠藤プロデューサーは市川が山田に「死ぬほどかわいい」と伝えるシーンの作画についてコメント。「ここは現場のスタッフさんが本当にギリギリまで粘ってくださいました。キャラクターデザインの勝又聖人さんがきっちりブラッシュアップしてくれましたし、撮影も本当にきれい。19話は僕の予想以上の画面にしてくてさったと思います」と絶賛する。
羊宮は第16話終盤で、山田が市川の手を引いて帰ろうとする場面で、ある苦労をしていたことを明かす。普段は山田の心情に寄り添って演技をしている羊宮だが、ここではあえて山田の心情を考えないようにしていたそう。南条に語りかける「さよなら!」というセリフでは、「片手で数えられないほど」のリテイクと重ねたと、苦戦した様子だった。
イベント内では、3月26日に誕生日を迎える羊宮と市川の誕生日を祝う企画も。原作者である桜井から送られてきたクイズに堀江と羊宮が答え、正解すると誕生日プレゼントがもらえるという企画で、「『僕の心のヤバイやつ』以外のタイトル候補」「山田が思う市川の好きなところは?」という質問が用意された。昨年はステージ上で誕生日をあたたかく祝福されたにも関わらず、今年はクイズに正解しないとプレゼントがもらえないという変化に驚きつつ、堀江と羊宮は力を合わせ2問とも正解を導き出した。クイズコーナーのあとは、来週放送となる最終話より、一昨日上がったばかりだという場面カットが公開された。
最終話はまだ完成していないそうで赤城監督は「本当はここにいちゃいけない」とジョークを飛ばしつつ「本当にスタッフみんなが今、皆さんにお届けするために一生懸命がんばっています。どうぞよろしく」と声援を呼びかける。羊宮は「杏奈ちゃんと出会えて、これまでなかったぐらいの笑顔をいただいてます。最終話を観るのが苦しくてさみしいけど、皆さんと迎えたいと思います」と笑顔。堀江は「最初は山田をいかに殺すかと考えていた市川が、男気溢れるマインドで山田のことを思って成長する様子を、視聴者として見届けることができたのをうれしく思います。来週最終回ですが、2人の成長の真骨頂を見届けて下さい」と語りかけてステージを後にした。
■ TVアニメ「僕の心のヤバイやつ」第2期
□ 放送情報
テレビ朝日系全国24局ネット「NUMAnimation」枠:毎週土曜日25:30~
BS朝日:毎週土曜日25:30~
CSテレ朝チャンネル1:毎週日曜日22:00~
□ 配信情報
Prime Video:毎週土曜日26:00~見放題独占配信
□ スタッフ
原作:桜井のりお(秋田書店「マンガクロス」連載)
監督:赤城博昭
シリーズ構成・脚本:花田十輝
キャラクターデザイン:勝又聖人
色彩設計:柳澤久美子
美術監督:黛昌樹
撮影監督:峰岸健太郎、竹沢裕一
編集:肥田文
音響監督:小沼則義
音響制作:マジックカプセル
音楽:牛尾憲輔
制作:シンエイ動画
□ キャスト
市川京太郎:堀江瞬
山田杏奈:羊宮妃那
小林ちひろ:朝井彩加
関根萌子:潘めぐみ
吉田芹那:種崎敦美
足立翔:岡本信彦
神崎健太:佐藤元
太田力:福島潤
原穂乃香:豊崎愛生
市川香菜:田村ゆかり
南条ハルヤ:島崎信長
安堂カンナ:井口裕香
半沢ユリネ:上田麗奈
※種崎敦美と島崎信長の崎は、たつさきが正式表記。
(c)桜井のりお(秋田書店)/僕ヤバ製作委員会