TVアニメ「薬屋のひとりごと」のステージイベントが、本日3月23日に「AnimeJapan 2024」内で開催。猫猫役の悠木碧、壬氏役の大塚剛央、高順役の小西克幸、玉葉妃役の種崎敦美が登壇した。
【大きな画像をもっと見る】本日深夜に最終話が放送される「薬屋のひとりごと」。悠木は「終わっちゃうんだ……って。放送が開始してから半年も経っていることにびっくりしましたけど、言われてみるとアフレコってずっと前だったかも……? (最終話を)ようやく皆さんに観ていただけるのが楽しみなのと、長く携わってきたから手から離れるのが寂しいですね」と正直な思いを述べた。
周囲からの反響を問われたキャストたちは、猫猫のセリフ「これ、毒です」が小学生の間で流行っていることや、猫猫風のメイク方法がSNSでアップされていることなどについて盛り上がる。小西は今日「AnimeJapan」の会場で出会った鬼頭明里が 「薬屋のひとりごと」を観ているものの、小西が出演していることに気が付いていなかったというエピソードを明かして観客を笑わせた。種崎は「会社員時代の友人から、9話にして私が出演していることに気が付いた!と連絡が来ました。お子さんがいらっしゃる人で、連絡が来たのは夜だったんですが、子供が寝静まったあとに大人がワクワクしながら観るアニメなんだなって思いました」と述べた。
種崎がアニメ「薬屋のひとりごと」の関連イベントに出演するのは今回が初めて。収録の裏話として種崎は玉葉妃の娘である鈴麗(リンリー)の声も自分が担当していると語り、「ちっちゃい頃から最近の姿まで私が担当しています。鈴麗は少しずつ大きくなっているので、その姿で猫猫が後宮に来てからの年月を感じられますね」とコメント。悠木はしみじみと「よその子の成長って早いですからね……」とつぶやいた。
イベント内では本日放送される最終回をもっと楽しめるよう、放送済エピソードから最終話につながる注目ポイントが紹介された。第12話で後宮を解雇された猫猫が妓楼で壬氏と再会するシーンについて大塚は「猫猫はこれまでも壬氏に振り回されたりしていましたけど、この話数では珍しいペースの乱され方をしていて印象深いですよね」とコメント。壬氏と猫猫の関係について、側近として見守る役柄だった小西は「このあとからちょっとずつ壬氏が変になっていくんですよ。猫猫に対する気持ちが変わっていって、さらに猫猫が自分のところで働くようになってからどんどん距離感がおかしくなっていくので『大丈夫かな、大丈夫かな……?』と見守っていました」と回想した。なお第12話の挿入歌「雪中花」は猫猫の心情が反映された歌詞になっているそうで、悠木は「もう1回聴いたら、最終話がもっと楽しくなるんじゃないですかね? 個人的に、私がそう思ってるだけですよ!」と含みを持たせつつアピールした。
最後に、大塚と悠木が客席に向けて挨拶。大塚は「アフレコは1クール目が始まる前に2クール分録り終わっていたので、僕も視聴者のような目線でワクワクで観ていたんですが、この作品にかける制作陣の思いや熱意が、観ている方にも伝わっているんじゃないかと思います。今日はぜひリアタイして、最後まで見逃さないように!」と呼びかける。悠木も「たくさんの人に愛される作品に関われてうれしいです! 今日は、リアタイして観たほうがいいです!」と語り、イベントを締めくくった。
(c)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会