安彦は1947年、北海道紋別郡遠軽町生まれのマンガ家・アニメーター・アニメ監督。1970年に虫プロダクションに入社し、1973年からはフリーのアニメ作家として活躍した。「勇者ライディーン」など多くのアニメに携わり、「機動戦士ガンダム」ではキャラクターデザインと作画監督を務めた。1979年に「アリオン」でマンガ家デビュー。古代日本に題材をとった「ナムジ」「神武」「ヤマトタケル」、明治以降の近現代史の裏面を描いた「虹色のトロツキー」「王道の狗」、西洋が舞台の「ジャンヌ」「イエス」「我が名はネロ」など著書多数。「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は累計1000万部を超えるヒットとなった。同作は2015年から2018年にかけて、安彦が総監督となり全6話でアニメ化。さらに2022年には監督を務めた劇場アニメ「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」が公開された。現在は「乾と巽 ―ザバイカル戦記―」を月刊アフタヌーン(講談社)にて連載中。