3月23~24日、静岡県の富士スピードウェイで行われるスーパーGT公式テストに向けて、3月22日にサーキットでは準備が進められたが、今回STANLEY TEAM KUNIMITSUの第3ドライバーに起用された小出峻に、テストを前にした意気込みを聞いた。
小出はHonda Formula Dream Projectで育ち、2022年にFIA-F4のチャンピオンを獲得。2023年にTEAM UPGARAGEからスーパーGT GT300クラスにデビューすると、第1戦岡山でのいきなりの優勝をはじめシーズン2勝。この年は全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権でも速さをみせてきた。
2024年に向けて、小出はスーパーフォーミュラ・ライツではB-MAX RACING TEAMに移籍する一方、スーパーGTではTEAM UPGARAGEから2年目のシーズンに臨むことになっており、岡山公式テストでは小林崇志と三井優介とともにUPGARAGE NSX GT3をドライブしていた。しかし、そんな岡山公式テストの2日目、小出にGT500ドライブの打診が届いた。
既報のとおり、GT500クラスに参戦するSTANLEY TEAM KUNIMITSUは牧野任祐が体調不良により岡山公式テストを欠場することになってしまい、療養のため富士公式テストも参加をスキップすることになってしまった。チームとしては牧野復帰を大前提としているが、STANLEY TEAM KUNIMITSU、HRCとして今季はリザーブドライバー制度もあり、岡山では岩佐歩夢を起用したのと同様、若手にGT500ドライブの機会を与えるべく、今回白羽の矢が立ったのが小出だった。