市川なつを「恋い初めは落ちゆく椿の下で」、ころりよ「僕とあやかしの365日」、一桔群青「断罪されたダメ王子、拾いました。」という3本の新連載が、本日3月22日にオーバーラップのコミックガルドで一挙スタートした。
【試し読み】書生とワケアリお嬢様、2人の孤独が共鳴する「恋い初めは落ちゆく椿の下で」を読む「恋い初めは落ちゆく椿の下で」は、書生の青年・東春一(あずまはるいち)と、彼が世話係をすることになった八乙女(やおとめ)家の次女・椿(つばき)の物語。事故で両親を失った春一は、引き取られた親戚の家で冷遇され、将来を誓った女にも裏切られ、受難の日々を過ごしていた。父の旧友から誘いを受け、家を出て八乙女家の書生となった春一。そこで彼が目撃したのは、自分と同じように孤独を抱えた幼い少女・椿の姿だった。
「僕とあやかしの365日」の主人公は、妖怪が見える家系に生まれた少年・光晴(みはる)。たった1人の家族だった祖父が死んで以来、いじわるな親戚や妖怪のイタズラに耐えながら暮らしてきた光晴は、背中に呪いの矢が刺さった妖怪・コチと出会う。「あいつは光晴を頼りに必ずやって来る」という祖父の遺言が、コチのことを指していたと気がつく光晴。天涯孤独の少年と奇妙な妖怪が家族になる、1年間の物語が描かれる。
「断罪されたダメ王子、拾いました。」は“悪役令嬢モノ”の小説が好きな宿屋の娘・エマと、王宮を追放されてしまったダメ王子・クルヒの出会いから始まる“推し”の人生再生劇。小説で断罪されるキャラに心惹かれてしまうエマは現実でも、優しく穏やかな性格と評判の第二王子よりも、ダメな第一王子・クルヒに惹かれていた。そんな彼女の前に落ちぶれたクルヒ王子本人が現れる。