職場の後輩にひどい侮辱を受けた末に絶縁したと告白したのは、静岡県の50代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)だ。この後輩(以下、A)は、女性より2、3歳上だが職場では女性のほうが先輩だった。
女性は未婚で、子どもがいない。Aもそれを知っているが、同僚と話していた際に、出産経験者でないと答えられないような質問を投げかけてきた。
「突然、『◯◯さん(女性の名前)も妊娠線ありますぅ?』って聞いてきました。私は『っえ!』って一瞬固まりました」
一体、Aはどういうつもりだったのだろう。
日頃から敵対視してきたA…「あれも嫌がらせだったんだろうな」
妊娠線とは、妊娠でお腹が大きく膨らんだときにできる「肉割れ」の線だ。ただ、妊娠していなくても激太りして妊婦並にお腹が大きくなれば、同じようなものができる可能性はある。つまり、出産経験のない女性に妊娠線の有無を聞くということは、侮辱以外の何者でもないわけだ。
しかし女性は、「職場の雰囲気壊しちゃいけない」と我慢し、大人な対応を努めた。
「『妊娠線って肉割れのことだし、妊娠関係なく急に太ったりするとできることもあるとか言うし…』と、一生懸命頭の中で変換させて、とりあえず落ち着けと自分に言い聞かせ、『え~っと…、肉割れはないかな…?』と、必死に声を絞り出しました」
もしかしたらAは「無意識に話を振ってしまっただけかもしれない」と最初は思ったが、女性の動揺ぶりを見ても「マズイことを聞いてしまった」とフォローする様子はなかった。その後も別の同僚と話を続けていたことから、意図的に話を振られたと気づいた女性。
「平静を装いましたが、やっぱり耐えられなくなり、トイレに行って泣いてしまいました。すごく悲しかったし悔しかったです。あのときストレートに『私、子ども産んだことないから妊娠線あるわけないじゃん!ひどいこと聞くね!』って言ってやれば良かったと後悔しました」
思い返すとAには「日頃からなぜか何かと敵対視されていた」とし、「あれも嫌がらせだったんだろうな?」とこぼした女性。
そのあと偶然Aと街で会ったときに「今度食事に行こう」と言われ、その場を取り繕うも、数日後にメールが来て再度誘われた。そのため、
「私はもう関わりたくないので、あえて無理がある言い訳をして断りました。もう二度と会いたくない」
と絶縁に至ったようだ。
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