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チラシ配りの求人だったのに「老人をそそのかして何重も契約をさせたり……」 ブラックすぎて退職した女性

2024年03月20日 06:10  キャリコネニュース

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契約時の仕事内容と実態があまりにも違う会社に入社してしまったら、早めに辞めるのが身のためかもしれない。

栃木県の40代前半の女性(事務・管理/年収250万円)は、「チラシ配り」の求人に応募した。入社前に予め「勧誘営業はできない」と伝えると、「ポスティングだけしてくれればいい」と言われた。このやりとりはLINEに残っているそうだが、入社後に覆されることとなる。(文:長田コウ)

「手元に残るお金は2万程度」!?

「毎月の集まり」に参加した際、「ノルマがあり毎月契約を取らなければならない」と言われた女性。そこで上司に、契約当初と話が違うことを伝えると、「当たり前のこと」と一言で返されてしまった。また、この集まりのために1時間かけて自家用車で行った女性は、交通費についても聞くと、「正社員しか出さない」と、またもや冷たく返された。

仕事内容は凄惨を極めた。女性は次のように振り返った。

「契約が取れないと自分の家族の名前を契約書類に書かされ、銀行口座と印鑑を押すまで帰宅はさせないと言われ押すしかなかった」

「老人をそそのかして何重も契約をさせたり、毎月1度も行ったことのない社員旅行積立のお金も引かれ(中略)手元に残るお金は2万程度」

女性も我慢の限界を迎え、「ありえない」と喧嘩になり退職を決めたそう。しかし、退職もスムーズにはいかなかった。

「退職の書類を書くよう言われたが全く手元に届かず、積み立てていたお金も返せないと言われ泣き寝入り」

「無理やり入らされて毎月引かれていた積み立て型の契約のお金」は、結局半分しか返ってこなかった。女性は、「詐欺まがいの会社」だと批判した。

入社して1年で退職した女性だが、気持ちを一新できたようで今の心境をこう書いた。

「潰れればいいと思うほどでしたが、今はどうでもいいと思えるようになりました。今はお客として勧誘がきますが完全無視」

※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H