年収1000万円以上の人は、給与所得者の5%程度と言われているが、その人たちのなかでも質素な暮らしぶりをしている読者から投稿が寄せられている。節約に対する意識が高く、いわゆる「貧乏性」である人が少なくない。回答の一部を紹介しよう。
奈良県の50代後半の男性(事務・管理/年収1200万円)は、自身の暮らしぶりをこう明かす。(文:林加奈)
「スーパーでは、夕方の値引き品をついつい選んで購入。外食も安いレストランや回転すしで、高級なお店は利用しない。国内外の旅行の際は、基本LCC。もしくはANAのマイルを利用。ただし、みすぼらしい貧乏旅行は嫌いなので、ホテルはビジホ中級レベルを選びます」
「食べたいものより割引のものを買う」
格安航空会社を利用しても旅先では中級レベルのホテルを選べるのは羨ましい限りだが、「ホテル朝食はつけない。旅先での飯の方が安くて美味しいから……収入や貯蓄の状況を考えると、そんなけちけちしなくてもいいのですが、貧乏育ちの習慣は未だになおりません」と、細かなところで出費を抑えているようだ。
神奈川県の50代前半の男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収1300万円)の場合、「定価の買い物は極力避ける。惣菜も食べたいものより割引のものを買う」と、日常的に節約を意識している。飲みに行くときは、
「必ずクーポン+飲み放題。普段は第3のビールで会社の飲み会では本物のビールをひたすら飲む。他に飲みたいものがあっても本物のビールの飲み溜め」
ほかにも、「現金のみの店には入らない。投資の利益も使わない」と節約の例を挙げた。現金を使わず、キャッシュレス決済を選ぶのはポイントを貯めるためだろう。日常の買い物で心掛けていることがほかにもあるようで、
「家電・家具などの大きな買い物は必ず3つの店(ネット)を比較の上、最安の店でもキャンペーンまで待つ。コンビニ・自販機には近づかない」
また、男性は自宅駐車場をカーシェアに提供しているそう。
「カーシェアをマイカーとして使う。車種変更の際にはリクエストをごり押し」
と貧乏性が抜けきらない日常を明かした。
キャリコネニュースでは「お金はあるのに貧乏性の人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/PIXKF66W