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ロブロックスが3D制作のAI化を推進 アバターと3Dモデルの作成時間を短縮する新機能発表

2024年03月19日 21:12  Fashionsnap.com

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プレビュー画面

Image by: Roblox Corporation
 オンラインゲームのプラットフォーム「ロブロックス(Roblox)」が、AIによる3Dモデル作成ツールの導入を発表した。ユーザーによるベータ版のテスト運用を行っており、ロブロックスのゲーム作成と開発の無料ツール「ロブロックススタジオ(Roblox Studio)」で提供している。

 ロブロックスは、7200万人以上(2023年9月末時点の数値)のデイリーアクティブユーザーを誇るオンラインゲーミングプラットフォーム。3Dアバターを通じて、ゲームやコンテンツの体験や作成、他ユーザーとのコミュニケーションサービスなどを提供しており、「H&M」や「グッチ(GUCCI)」「ナーズ(NARS)」といったファッションやビューティブランドも参加している。2024年2月には、AIによる対話式3Dモデリング補助機能「Code Assist」や自動チャット翻訳機能の全面導入した。
 今回のアップデートでは、ユーザーがより簡単にアバターを作成でき、コンテンツの制作時のテクスチャ調整の時間を大幅に短縮できる「アバター自動設定」と「テクスチャ生成」の2つの機能を導入。「アバター自動設定」では1回のクリック操作で自動的に3Dモデルのリグ、ケージ、セグメント、スキンを作成し、アバター作成プロセスを簡素化する。「テクスチャ生成」では、テキストプロンプトを使って3Dオブジェクトの外観を素早く変更することが可能。クリエーターが木製の宝箱のテクスチャを作成するよう指示すると、テクスチャ生成は宝箱の角の鋭さを強調し、木の板や鍵のような特徴を考慮したテクスチャを作成したり、様々な色やテクスチャで複数のバージョンのアセットを簡単に生成することができる。これによりクリエーターは開発中のバーチャル空間において、新しい外観のプロトタイプや、新しいテクスチャを素早く簡単に作成し、ワークフローを最適化することができるという。

◾️ロブロックス:オフィシャルサイト