福井県の縫製工場が新ブランドを立ち上げ、デビューコレクションは3つのオリジナル素材をフィーチャー

　福井県越前市の縫製工場「STAND.」による新ブランド「コンコース（concause）」が、2024年秋冬シーズンにデビューする。

　ブランドのコンセプトは「変化した物の価値を新たに創造していく事とするブランド」。デビューコレクションには、3つのオリジナル素材である「重裏毛」「軽裏毛」「天竺」を使用する。重裏毛には、オーガニックコットンの17/-OEを採用。中糸と裏糸にも極限まで太い糸を用いて、ハードな染や加工に耐えられるよう仕上げた。軽裏毛はブランドオリジナルの調合で、表のOE糸の粗野な見た目に反して裏毛のループを優しく仕上げ、裏糸は20/-を双糸にしつつ2飛びにすることで目を立たせたという。天竺には、インドの超長綿を使用した30/2スラブのオリジナル糸を使用。糸をガス焼きすることで、糸の段階でフィブリル化することで唯一無二の仕上がりになったという。
　コレクションでは、フーディーやスウェットシャツ、半袖Tシャツ、長袖Tシャツ、ノースリーブTシャツ、タンクトップ、ボレロ、スウェットパンツなどを揃える。価格帯は税込1万1000～4万8400円。

■コンコース：公式インスタグラム