3月16日、岡山県の岡山国際サーキットでスーパーGTの公式テストがスタートしたが、テスト2日目となる3月17日のセッション3/セッション4に、STANLEY TEAM KUNIMITSUから岩佐歩夢が山本尚貴とともに参加することになった。
スーパーGTのシーズン幕開けともなる岡山公式テストは今季もGT500クラスが15台、GT300クラスが25台参加し3月16日に走行がスタートしたが、その前日となる3月15日、今季も山本尚貴と牧野任祐というコンビで参戦するSTANLEY TEAM KUNIMITSUから牧野が急遽体調不良により参加を見合わせることが発表されていた。
そのため、走行初日となった3月16日は山本がひとりでテストを走行。午後の模擬予選も山本がひとりで走行したが、2日目から山本に加え、今季全日本スーパーフォーミュラ選手権にTEAM MUGENから参戦している岩佐が急遽STANLEY CIVIC TYPE R-GTのドライバーとして加わることになった。
HRCとSTANLEY TEAM KUNIMITSUによれば、岩佐は今季、スーパーフォーミュラがメインの活動となっているが、拠点はヨーロッパにおいている。ただ牧野の参加見合わせが決まった段階で岩佐はたまたままだ日本におり、HRCとSTANLEY TEAM KUNIMITSUで協議した結果、今季からスーパーGTに新たにレギュレーションとして加えられたリザーブドライバーのルールを活用しようと、GTアソシエイション、GTエントラント協会に了承を得て、スーパーGT未経験ながらドライブのチャンスを与えようと今回のテスト参加が決まったという。
もちろん今季のSTANLEY CIVIC TYPE R-GTのドライバーは山本と牧野であり、チームとしてもファンとしても、牧野の体調回復を待つことが最大の願いでもある。岩佐本人もSNSで今回のスーパーGTテスト参加を報せているが、そのなかで「まずは、牧野選手の体調が少しでも早く回復し復帰されることを願っています」と記した。