14時からスタートしたのは、GT300クラスのQ1のA組。10分間の走行のなかで、まずは12台(本番では14台を想定)が出走しQ2グループ1の“アッパーグループ”進出をかけたアタックが展開された。ここでまず1分26秒245を記録したのは、ルーキーの中村仁がアタックしたapr LC500h GT。2番手には吉田広樹のGreen Brave GR Supra GTが1分26秒248で続き、3番手には吉本大樹のSyntium LMcorsa GR Supra GTが1分26秒379で続き、GTA-GT300規定車両がトップ3を占めた。
14時34分からは、GT500クラスのQ1がスタートした。こちらはQ2での組分けはなく、15台がそれぞれアタックしそのタイム合算となったが、まずはセッション1でも首位だったENEOS X PRIME GR Supraが福住仁嶺のアタックで1分17秒317を記録。トップにつけた。継いでau TOM'S GR Supraが山下健太のアタックで1分17秒409を記録し2番手に。今回牧野任祐が参加しないことで山本尚貴がQ1、Q2とも“模擬担当”するSTANLEY CIVIC TYPE R-GTが1分17秒695で3番手につけた。
■Q2でau TOM'S GR Supraが合算タイムで“逆転” 3回のQ1に続き、14時54分からスタートしたのがGT300クラスのQ2ロワーグループ。Q1のA組、B組の下位グループがアタックし、今回は9台が走行。井口卓人がドライブしたSUBARU BRZ R&D SPORTが1分26秒977を記録し、合算で2分53秒803でトップに。合算タイムはサーキット内のタイミングモニターにはすぐに表示された。
2番手には野中誠太がQ2を担当したGreen Brave GR Supra GTがつけ、3番手にはリル・ワドゥが参加していないことから、ケイ・コッツォリーノがどちらもアタックしたPONOS FERRARI 296がつけた。なお、瞬時に表示はされなかったが、アッパーグループとロワーグループでの順位変動もあったようだった。
15時24分から行われたのはGT500クラスのQ2。本番ではQ1で使用されたタイヤがそのまま用いられる。このセッションでは、坪井翔がアタックし1分17秒544を記録したau TOM'S GR Supraが合算で2分34秒953を記録。“逆転”でENEOS X PRIME GR Supraを上回り“模擬ポールポジション”に。2番手には合算で2分35秒190を記録したENEOS X PRIME GR Supra、3番手には2分35秒630のDENSO KOBELCO SARD GR Supraがつけ、4番手には2分35秒653でSTANLEY CIVIC TYPE R-GTが、5番手には2分35秒666でMOTUL AUTECH Zがつけた。