物価が高騰するなか生活していくのがやっと…という人や、少しゆとりがあっても老後2000万円問題を見据えて節約している人がほとんどだろう。それは収入の多い人でも変わらないようだ。今回は、高収入な人たちがどんなふうに出費を最小限に抑えているかを紹介したい。
大阪府に住む40代後半の女性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収1200万円)は、
「犬はセルフカットしています」
「自分も毛染めやまつげパーマもセルフです」
「冷凍食品やお惣菜は高くつくので買いません」
「外食もなるべくしません」
とお金を使ってサービスを受けるのではなく、自力で解決している様子だ。(文:永本かおり)
「ティッシュは必ず半分ずつ使います」「化粧品もほとんどが試供品です」
この女性はほかにも、「ティッシュは必ず半分ずつ使います」「化粧品もほとんどが試供品です」「動画サービスなどサブスクは無料でできる時しか利用しません」「居酒屋は鳥貴族しか基本行きません」といった節約術を披露。高収入らしからぬ、質素な暮らしぶりがうかがえる。
奈良県に住む50代前半の男性(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ/年収950万円)は、4人家族で暮らしている。かなり節約に力を入れている様子だ。
「大きいお金を使う趣味」はなく、奥さんも「節約派」なのだとか。食費は「月4万以下」、スマホ代は夫婦で「楽天の一番安いプラン」、「外食は年4、5回。1回家族で5000円以下」に抑えている。
「お金がない頃、車を持っている人は羨ましかったけど、今はほしいと思わない」
「子どもは公立学校。小5の長男の同級生の多くはスマホを持っているけど、うちは渡さず」
と周囲に影響されず、自身の信念を貫いている様子。それは、子どもにかけるお金にも表れているようだ。
「塾はありえなく(私も塾に行かず、一流大学)、家庭教育に時間をかけている(遊びながら教える)」
「習いごとは健康のための運動系のみ」
「USJ、ディズニーは行ったことがない」
「子どもの服はほとんどもらいもの」
そして、節約の効果をこのように表現した。
「年収○円、支出△円で赤字の記事を良く見るが、私の年収は倍以上、支出は半分以下と思うことが多い」
読者の皆さんが見習いたいと思う節約術はあっただろうか。