相手のためを思ったつもりの行動でも、本人にとっては迷惑という事がある。神奈川県に住む50代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収450万円)はシングルマザーだが、パートナーがいないわけではなかった。
ところが学生時代の友人たちと久しぶりに集まった際に「離婚したての同級生と会わせるセッティング」を勝手にされ、「もう会いたくないですね」とこぼした。(文:國伊レン)
パートナーがいることを伝えると「やっぱりね。アンタ男切らした事ないから」
当日は「高校大学の友人が久しぶりに会おうと 数年ぶり何人かで会う事に」なっていた。待ち合わせのレストランに行ったところ、「友達に混じって男性が」いたという。
「聞いてみれば、昔同じクラスだった同級生!私のシングルマザーを憐れみ、 離婚したての同級生と会わせるセッティングでした」
しかし、頼んでもいない異性の紹介に女性の心は浮かなかった。
「せっかく来てくれたし、友人とも懐かしかったのですが、気分は盛り下がる一方。私には子供も公認パートナーがいるし、どのタイミングで言おうかと」
つまり、友人たちのセッティングはありがた迷惑だったのである。意を決しパートナーがいることを告げると、
「やっぱりね。アンタ男切らした事ないから」
という酷い返事が返ってきた。女性は「いつの時代の話してんだよ!」と腹の中が煮えくり返ったというが、我慢して2次会を断り帰宅した。
「いきなりバツイチ同級生紹介とかサプライズでもなんでもなく、あなた方のパーティーのオプションでしょと非常識を嘆きました。 もう会いたくないですね」
と振り返る。この一件について
「確かに学生時代の友人に会えば、その頃の自分に戻れるって素敵ですが、 やはりその後数十年、環境、立場 色々変わってるんですよね」
と思いを綴った。卒業後、何年も経てば状況は変わる。学生時代のままの付き合いとはいかないようだ。
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