面接を受けている途中で選考を辞退した人の経験談が寄せられた。書類選考を通過し、面接まで進めたにもかかわらず、自ら辞退を申し出るからには、よほどの理由があるはずだ。一体何が起きたのか。
50代女性(京都府/事務・管理/年収650万円)は、ある士業事務所の面接で
「うちは給与計算で3回間違えたら辞めてもらいますので、この同意書に署名してください」
と言われたという。(文:林加奈)
30分待たされ謝罪もなく「どうすんの?やれんの?」しか聞かれない
まだ内定も出ないうちから一方的に脅すような約束をさせられた女性。どんどん不安になってしまったようで……。
「戸惑ったが希望する仕事だったし、『はい』と答えて署名したが、筆記試験中にこんな事務所で本当かに力を尽くせるのかなど考え、試験を途中で切り上げ選考を辞退した」
確かに、解雇に怯えながら働くくらいなら、最初から辞退したほうがいいのかもしれない。
また、ITエンジニアの40代男性(埼玉県/年収400万円)は、営業職から開発職への転職活動中、ある企業で面接が決まり会社を訪問した。ところが
「通された商談ルームで30分くらい待たされました。遅れてきたお詫びもなく、面接開始した一言目が『未経験で入社したら給料安い(新卒社員と同額)だけどいいの?』から始まり『未経験じゃやっていけない』を連発。『どうすんの?やれんの?』しか聞かれない、面談ともいえない状況に呆れてその場で辞退して帰宅しました」
「転職活動とはいえ、そこまで行く時間や交通費もかかるのに非常に不快な思いをした会社でした」
と、非常識な面接官のエピソードを呆れたように綴る。
その面接官は、よほど未経験者を採る気がなかったのか、給料を低く抑えたかったのか……。いずれにしても失礼極まりない態度で、入社後が思いやられる。呆れて辞退した男性の決断は正しかったと言えそうだ。
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