子どもは親を選べないという意味で使われる「親ガチャ」。育ててくれた親に対して失礼な言葉ではあるが、そんな風に言うしか気持ちのやり場がない人もいる。
「親に行く大学を決められて、『勉強を教えてやる』と称して深夜まで怒鳴られたり、新卒で入った仕事をバカにされた挙句強引に辞めさせられたりしたから」
こう「親ガチャに外れたと感じる理由」を打ち明けるのは、神奈川県に住む30代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)だ。さらに「私のするべきことを勝手に決めるから」と憤りをあらわにしていた。
「家は風呂無し、トイレも屋外の汲み取り式というボロ屋」
進路を勝手に決められてしまうのも問題だが、大阪府の40代後半の女性の場合は
「両親ともに中卒。父親は私が9歳のときに癌で死去。 母親は今思えばかなりのコミュ障で、父の死後パートに出るも大して稼げず生活保護を受けていた。家は風呂無し、トイレも屋外の汲み取り式というボロ屋」
と過酷な半生を語る。しかしその反動か、女性は現在ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)として年収650万円を稼いでいる。
一方、神奈川県に住む40代後半の男性は、父親は健在だがちょっと困った人物のようで……
「高校生の時に父親が詐欺にあって財産を失い自己破産。その後も『もうすぐ億円単位のお金が入ってくる』と言ってたが一度も入ってきたことがない」
と呆れ気味に語る。どうやら父親は大胆な賭けに出るのが好きな性分らしい。最近では、「天照大神の写真?のようなもの」を買ってきて居間に飾ったり、効果が不明な民間療法を広めて儲けようとしていたりと、「全く懲りた様子がない」ことを明かした。
なお、男性自身は営業職で年収1500万円とのことだ。親を反面教師に相当努力してきたのかもしれない。