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真冬に東京→函館に転勤命令 「いかないと辞表を書いてもらう」と言われた男性の決断は…

2024年03月11日 06:10  キャリコネニュース

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環境が大きく変わる転勤。左遷ではないとしても、今住んでいる場所と気候が大きく異なる地域に行くことに不安を持つのは当然だ。山形県に住む50代後半の男性(事務・管理/年収550万円)は、

「中途入社の函館勤務の人が辞めたので変わりに私が今頃の季節(2月)に函館行きを言われて東京から離れたくないから辞めました」

と、いきなりの転勤辞令を拒否して退職した経験を投稿してくれた。(文:國伊レン)

「今思うと違法な退職強要ですね(笑)」

東京と北海道の函館では気候が違い過ぎる。急に言われても、と戸惑うのが普通の反応だろう。しかし「いかないと辞表を書いてもらう」と副社長から迫られ、退職を選んだ。

「今思うと違法な退職強要ですね(笑) 辞めて良かったです。今の職場が最高です」

と転職に成功したことを綴る男性。パワハラがまかり通る環境から身を引いたのは賢明な選択だろう。

配置転換や左遷に関する投稿は他にも届いている。埼玉県に住む60代後半の男性(医療・福祉・介護/年収200万円)は、

「引き継ぎもままならず経験不足で事業所の長になり、事件がいくつも起き、自宅から2時間半から帰りは3時間半超のところに異動」

と、明らかに左遷と思われる状況になった。

引き継ぎや研修が満足に行われていなければ、問題が起きるのは必然ではないだろうか。男性は激務のため睡眠不足になり「はじめて白日夢というものをみた」と当時の過酷さを振り返る。結局、3か月で退職したそうだ。

労働者が不足している現在、社員の立場になって考えられない企業からは人材が離れていくのだろう。

※キャリコネニュースでは「左遷されたことがある人」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/TFNRR0D0