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浦浜アリサが構想3年のスキンケアブランドをローンチ 枠に捉われないアイテム展開を目指す

2024年03月09日 12:11  Fashionsnap.com

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「オフィル」ファウンダー浦浜アリサ

Image by: FASHIONSNAP
 俳優・モデルの浦浜アリサがスキンケアブランド「オフィル(Ophir)」をローンチした。構想3年を経て、水素を高濃度で配合したジェルマスク「エイチ2コントゥアリングジェルマスク」(3個入り 税込8800円、5個入り 同1万3200円、5個入り定期購入 同1万1000円)を公式オンラインストアで取り扱っている。

  オフィルは、浦浜がファンダーでディレクションを行う。浦浜がオフィルを立ち上げるきっかけになったのは、ヘアサロンで受けた水素を取り入れたヘアケア施術。水素は元素が小さく、水素ガスは肌トラブルの原因である活性酸素にアプローチすると言われ、抗炎症・抗酸化が期待できる。その力に魅力を感じ、水素を応用したスキンケア製品を探したが、納得がいくものが見つからなかったため、自身で作ることを決めた。浦浜は「これまでさまざまな素晴らしい化粧品を体感してきて、本当に私が作る意味があるのかと自問し続けましたが、『それでも水素が持つ力を皆さんに届けたい』という思いでオフィルを立ち上げました」と語る。
 ブランドのコンセプトには、「光と陰 どちらも愛し、味方にする」を掲げる。満ち欠けする月のように、表裏一体の光と陰のどちらも個性と捉え、人それぞれが目指す美しさに寄り添う、という思いを込めた。ブランド名は浦浜が感銘を受けた児童書に登場する架空の惑星に着想し、「共有する美しさ」が根付いた理想郷にちなんで名付けた。
 デビューアイテムのジェルマスクは、使用直前にジェルとパウダーを混ぜる2剤式を採用。フレッシュな状態で水素ガスが高濃度で発生し、肌トラブルの原因となる活性酸素にアプローチする。ジェルにはCICA(ツボクサエキス)やバクチオール、ナイアシンアミド、ヒアルロン酸などの美容成分を配合し、保湿を叶える。また、パラベンやアルコールなど8つの成分不使用およびクルエルティフリーで製造。使用時は2剤を混ぜたジェルマスクを顔に塗布し、付属の国産オーガニックコットンのシートマスクを重ね、約15分したらジェルを拭き取り洗い流す。洗顔後の肌に使用することで、その後のスキンケアの力をサポート。マンダリンやベルガモット、クローブ、イランイラン、パチョリなど12種類の精油をブレンドしたハーバルウッディの香りは、心地よい深呼吸ができるように追求したという。
 オフィルではターゲットの年齢や性別を設定せず、ジェンダー・エイジフリーのブランドとして提案。浦浜は「新月も満月も美しいように、コンプレックスに思っていることが最大の個性になることだってある。それぞれが目指す美しさに寄り添い、底上げするような存在でありたいと思っています」と話す。まずはブランドサイトで取り扱い、ポップアップなどリアルな場での販売にも積極的に取り組む。今後のラインナップについては「スキンケアに捉われない」とし、水素の力を活かせる剤形を模索し、ヘアケアなど別カテゴリーのアイテムも視野に入れているという。
 浦浜はモデルのほか、ラジオDJやイベントMCなど多岐にわたって活動し、近年は俳優業にも力を入れている。Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス:シーズン2」への出演が話題となり、現在は、日本で働く外国人女性労働者をリアルに描いた映画「フィリピンパブ嬢の社会学」が公開中だ。

■オフィル:公式サイト