面接での対応が悪いと、その会社のサービスそのものの印象も悪くなってしまう。埼玉県に住む40代前半の女性(サービス・販売・外食/パート・アルバイト/年収100万円)は、「大手眼鏡店の新店舗の採用面接時の話」を綴った。
スマホで募集を見つけて応募をした女性。AIのチャット形式でこちらの大まかな情報を入手して面接日時を決めた。しかし、会場が一ヶ所のみで勤務店舗から離れており、自宅から車で1時間の距離だった。
「パートの面接にしては遠いと思いましたが一度(だけ)だと思い決めました」
女性は、時間をかけて遠い面接会場へ向かうことにしたのだが……。(文:永本かおり)
まさかの「当時来れなくなったので別の日程で再予約して」
面接日の前々日と前日には日時や場所の確認メールが届き、「スタッフ一度お会いできるのを楽しみにお待ちしています」という文面もあった。女性は、「親切だなぁ」と好印象に感じていたという。
当日は余裕を持って到着。会場は既存の営業中の店舗だった。責任者らしき男性に名乗り面接に来た旨を伝えた。しかし、なぜか「いまいちな反応」だった。
少し待っていると、責任者の男性がパソコンの前に行き3枚のプリントアウトした用紙を持ってきた。どうやら面接官から連絡が来ていたようで、
「来れなくなったので別の日程で再予約して欲しい」
と言われた。しかも、女性とは「連絡がつかなかった」という事だった。事前の確認メールは何だったのか。
女性は思いもよらぬ状況に戸惑いつつも、言われるままに面接予約のコールセンターに電話した。しかし結局、日程が合わない事もあり予約せずに帰ったという。完全に無駄足に終わってしまったのだ。
「2度と行かないしメガネも買いません」
女性は、この日の面接を振り返って、
「思い返してみれば前日11時に一度だけ着信がありましたが、11時半に確認のメールが届いていたので折り返しはしませんでした。親切に確認の電話をくれたんだと思いました」
と面接官との連絡が噛み合わなかったことに気付いた。遠方から訪れる応募者に対し、まったく不親切な対応ではないだろうか。女性は「帰りの車で込み上げる怒り」を噴出させ、
「一度着信を残しただけで連絡がつかなかったとは不親切すぎる! ガソリン代、時間、面接に向けた気持ちを返せ! 店舗の男性も自分のせいじゃないという対応も許せません!」
と書きなぐっていた。もちろん「2度と行かないしメガネも買いません」と怒り心頭の様子だ。
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