旅行中に友人と喧嘩して絶縁、という人は意外といるようだ。長い時間を一緒に過ごすことで、互いの知らなかった面を見せ合うからだろうか。
神奈川県の30代後半の女性には、「趣味で知り合った4、5歳年の離れた友達」がいた。趣味を楽しむほかにも、買い物に行ったり、互いの家を行き来したり、親交を深めていたようだ。
あるとき女性は友人を旅行に誘い、一緒に行くことになった。早い時間の新幹線を予約し、2人分の新幹線の乗車券を購入して、事前に友人に渡していた。
「当日『タクシーが全く捕まらなくて指定の新幹線に乗れない!別の新幹線に替えられるのか?』と連絡が…」
後日、SNSにとんでもないことを書いていて……
女性が取っていたのは宿と新幹線のパックだったので、変更はできなかった。そのため「新たに自腹で取らないとダメだ」という旨を伝えると、友人は1本遅れで現地に到着した。しかし明らかに機嫌が悪かった。
「正直、事前に迎車予約をするか早めに家を出るかするべきでしょ…とこちらも思っていましたが、それ以上機嫌を損ねないようこちらも気を遣い、1泊2日の旅行を終えました」
楽しみにしていた旅行を出だしからぶち壊した友人に、怒りを露にすることなく、事態をこれ以上悪くしないように振る舞った女性。しかし友人は、そんな女性の気持ちをも踏みにじる行動に出た。
「数日経って何気なくLINEのタイムラインを見たら、『私は旅行なんて行きたくなかったのに無理やり連れていかれて、タクシー代と新幹線代も余計に掛かった』とその日の愚痴が書いてあるのを見てしまい、連絡を取るのをやめました」
友人はLINEのタイムラインを女性に見られていないと思ったのだろうか。そうだとしても、遅刻を棚に上げて、こんな仕打ちをする資格はないはずだ。
「無理やりじゃなく話をして決めたことだし、タクシー代や余計に掛かった新幹線代は自分のせいでは?」
と呆れていた。
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