3月は、就職や転勤で新生活の準備をしている人も多いだろう。新居探しはわくわくするが、賃貸契約には思わぬ落とし穴もあるから注意が必要だ。
熊本県に住む50代前半の女性(流通・小売系/パート・アルバイト/年収100万円以下)は、「ネットが無料」と謳っていた物件と賃貸契約を結んだ。しかし、
「実は3G程度の今どき使えない回線だった」
と、あとから判明。その後の対応も酷かった。(文:永本かおり)
「ネット無料でひっかけといてそりゃないよ」
「契約したあとにソッコーで電話がかかってきて、今の無料プランでは足りないので上のプランを勧めてきました」
30分かけて説明と勧誘をされて、へとへとになった女性。
「ネット無料でひっかけといてそりゃないよって感じ、おまけに水の宅配まで勧めてきました」
これでは騙されたような気分になっただろう。
東京都に住む40代後半の女性(サービス系/契約社員/年収350万円)は、「街の不動産屋」で契約をした。
驚くことに、その不動産屋では「口約束で書類がない状態」だったそう。「同じ大家だから敷金いらない」と言われ、年末に引っ越したが、結局「29日に敷金と礼金を請求された」と女性は訴える。
請求の理由は「エアコンを付けたから」と言われたが、最初に聞いた話と違っていては、困惑するだろう。しかも、書類がないため抗議もしづらい。女性は、
「勝手に付けといてひどい言い草だった。きちんとした不動産屋でないとダメだと勉強になった」
と投稿を結んだ。賃貸契約に限らず、契約ごとに口約束はやめたほうがいいだろう。
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