東大・京大生の就職活動における人気企業ランキングが発表された。1年でどのくらい変化しただろうか。
ワンキャリアは3月5日、就活サイト「ONE CAREER」ユーザーのうち、東京大学・京都大学、または同大学院に在籍する2025年卒学生を対象にした「東大・京大25卒就活人気ランキング3月速報」の調査結果を発表。調査は2月にインターネット上で実施し、3463人から有効回答を得た。
その結果、1位は昨年同様「野村総合研究所」だった。2位は「三菱商事」、3位以降は「アビームコンサルティング」、「デロイトトーマツコンサルティング」、「アクセンチュア」、「ボストンコンサルティンググループ」、「ベイカレント・コンサルティング」と続いた。「アクセンチュア」は昨年と同じ順位だったものの、そのほかのコンサルティングファームは順位を上げた。(文:谷城ヤエ)
順位を下げた業界は…
8位以降は「三井物産」、「三菱地所」、「ソニーグループ」と続いた。10位以内にランクインしている企業のうち、コンサルティングファームが6社という結果から、ここ数年続いているコンサル人気が、より一層加速していることが浮き彫りになった。また今回、コンサル・商社以外に人気を集めたのが金融業界だった。
「三井住友銀行」は順位が昨年より12個アップし、20位だった。ほかには34位「DBJ(日本政策投資銀行)」、39位「ゴールドマン・サックス」、45位「モルガン・スタンレー」、61位「東京海上日動火災保険」なども順位を上げた。
一方でインフラ企業はランクダウンの傾向が見られた。33位「JR東海(東海旅客鉄道)」は順位が昨年比14個ダウン。ほかには66位「日本航空(JAL)」、80位「JR東日本(東日本旅客鉄道)」、92位「商船三井」などが順位を下げた。