東京都の40代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円)は、年賀状の宛名が原因で独身時代からの友人と絶縁したことを明かす。今から7年前の話だ。
「それまでは新しい姓で、夫の名前を筆頭に家族全員の名前を宛名にしたものが送られてきていたのに、突然、私の旧姓フルネームの横に子どもの名前が添えられた宛名の年賀状が届きました」
これではまるで離婚したかのように見えてしまう。女性は「最初に見つけた夫がとても気分が悪かったようで機嫌が悪くなり、私も不愉快な気持ちに」と不満をもらす。(文:福岡ちはや)
「去年のフォーマットをそのまま使っているから確認ミスかも」と苦しい言い訳
女性が結婚した直後に友人も結婚し、女性の出産の半年後に友人も出産した。「初めは育児に忙しいながらもお互いの子どもの成長を報告し合うのが楽しく、LINEなどで近況報告をしたり、子連れランチしたりしていました」と懐かしむ女性。問題の年賀状については、
「出産を機に年賀状を自宅に送り合うようになりました。毎年、家族写真の年賀状をもらっており、なんのわだかまりもあるとは思っていなかった」
と衝撃を受けたようだ。女性は黙っていられず、旧姓宛に年賀状を送ってきた理由を本人に尋ねた。すると、友人は「去年のフォーマットをそのまま使っているから確認ミスかも。もう一度送り直すので名前教えてください」と苦しい言い訳をしてきたそうだ。年賀状を送り合うようになり2~3年が経過しているのに、そのようなミスはありえないだろう。
呆れた女性は「育児でお互い忙しいし、無理にはいいよ」と返した。それ以降は友人から連絡が来なくなったため、数か月後には絶縁を決めて彼女をブロックしたという。
女性は「振り返ってみれば、(友人は)筋を通さない失礼なことの連続でした」と独身時代のエピソードを打ち明けた。
「(友人が)『出会いがない』と言うので、よく合コンなどもセッティングしたりもしていました。ある合コンの後、パタリと『出会いがない』と言わなくなったので、もしかして先日のメンバーの中で気の合う人がいたのかな?と思い、彼女にそれとなく聞いてみました。すると『ああ、あの日全員と連絡先交換したから、それぞれとやりとりして1回ずつ会ってるよ』と言うのです。私の呼んだ男の子たちは3人とも親友です。それぞれが何も知らされずに、自分だけ誘われているのかと勘違いしたなかで品定めされていたわけです」
その後、友人は3人のうちの1人と付き合い始めて結婚した。女性は嬉しい反面、「何もかも事後報告で、利用するだけして報告はしてくれないのだなとさみしく思いました」と複雑な思いを抱えていたようだ。こうした不義理が積み重なった末の、今回の年賀状事件である。女性は、
「結婚後はお互い初めての育児ということもあり、ちょくちょく子どもの写真を送り合っていましたが、(友人は)うちの子と7か月違いの早生まれのお子さんだったせいか、自分の子どもと比べて成長が遅く感じたり、旦那さんが育児になかなか参加してくれなかったりとストレスが多かったのかな?と思わなくはないですが……。まるで離婚したかのような年賀状の宛名には悪意すら感じられてしまい、連絡を絶った今となってはスッキリしています」
と率直な気持ちをつづっていた。
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