テレワークやオンライン会議の普及によって、オンライン面接も今や珍しいことではなくなった。しかし、そのオンライン面接がきっかけで苦い経験をしたという声が寄せられている。
グラフィックデザイナーをしている30代後半の男性(徳島県/年収400万円)は、「県内でも珍しい」というリモートワークを募集している企業の面接を受けた。「その企業は、関東圏からの出資で成り立っているベンチャー企業で、面接はオンライン形式」だった。ところが、オンライン面接の開始時間に、
「相手がログインされてなく、30分後に求人サイト内ダイレクトメールで『遅くなります』とだけ来ました」
このとき男性は「スタートアップ企業は大変なのだ」と思い、気に留めなかったが「それがすべての間違いでした」と振り返る。(文:林加奈)
「給与もなんの根拠もない金額が振り込まれました」
遅刻した挙句、いでたちも普通とは違った。
「オンライン面接では、スポーツ用のインナーウェアで現れた経営者と面談になりました。 その企業と3か月間、仕事をしました」
採用されたものの、勤務期間が3か月間しかなかった理由は、経営陣が時間にもお金にもルーズだったためだ。
「資金繰りが危うくなった内容のチャットが流れてきたと思ったら経営者と音信不通。給与もなんの根拠もない金額が振り込まれました。 やはり面接の時間になっても間に合わせるつもりや連絡のない企業は『それなり』なのだと実感しました」
と、苦い経験を吐露した。
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