恋愛はときに友情まで壊す恐ろしい威力を持っている。自身のW不倫エピソードを「22年前のメル友のサイトで知り合いました」と明かす60代の女性。月に2~3回は、不倫相手と「ラブホ、カラオケ、ドライブ、ゴルフデート」を楽しんでいたそう。
しかし、何年か付き合ったある日、相手から「嫁にバレた」と告げられ、「メルアドを消され音信不通」になったという。驚くことに、この交際は遠い過去の話だけではなかった。(文:長田コウ)
「自分の知り合いで不倫したいって言う人がいるから誰か紹介して」
音信不通から1年後、女性が電話帳の整理をしようとしたところ、彼の番号を発見。「まだつながるのかかけてみたらつながって再会」と再び付き合いだしたようだが、長続きはしなかった。
「それから数年間付き合ったところで、飽きたのか」と前置きし、驚きの展開をこう明かす。
「(彼が)『自分の知り合いで不倫したいって言う人がいるから誰か紹介して欲しい』と言うので、私の1番の仲良しの友達を紹介しました。でもそれは嘘で彼は私の友達と内緒で付き合っていました」
女性は、まさか自分が紹介した友人と彼が付き合うなんて想像もしていなかっただろう。彼からは、前回と同様「嫁にバレたからしばらく会えない」とメールで告げられ、別れることになった。
一方、友人とは頻繁に会っていた女性だが、彼のことは全く耳に入ってこなかった。というのも、友人は「彼から付き合っていることを言わないように口止めされていた」のだ。彼も自分がいけないことをしている自覚はあったのだろう。友人も、女性の不倫相手であることは知らなかったようだ。
しかしある日、友人が「電話番号」に違和感を覚え、事実が発覚する。
「友達が彼に問いただしたところ白状したようです。友達には偽名を言って付き合っていたようです」
彼の正体が明かされた結果、悲しいことに友人は女性ではなく、彼を選んだ。そんな友人に怒りを感じたのか、関係を断ち「今でも友達とは疎遠」だという。また、
「私と友達との関係を壊した彼を恨みました」
と彼への怒りも述べる。しかしそもそも、友人を不倫相手として紹介するのはいいのだろうか。
3年後、再びW不倫スタート「月一でゴルフデートしてます」
それから3年経ったある日、新たな展開があった。
「スマホにも変わりましたが番号はそのまま残っていたせいか、突然LINEに彼から『元気にしてる?』といったメッセージが入ってきました」
急な連絡に対して、「当時の怒りをぶちまけた」というが
「やっぱり好きな気持ちが残っていたのでまた付き合うことになりました」
と、なぜか再び関係がスタート。現在、女性は62歳、彼は56歳で、「月一でゴルフデートしてます」と仲睦まじい様子だ。この関係性について、開き直ったようにこう綴る。
「コロナでしばらく行けてないですが、カラオケも一緒に楽しんでいます。今では趣味友という感じですね。友達とは自然消滅したようですが…気にしません。お互い都合がいい時に会ってその時を楽しめればいいと思っています」
互いに既婚者だが、「お互いにパートナーにはバレずにいます」と明かした。