2024年F1第1戦バーレーンGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーの周冠宇は11位、バルテリ・ボッタスは19位でレースを終えた。
■周冠宇(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=11位(56周/57周)
17番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ハード
できることはすべてやり尽くして、ポイント圏内に近いところで争えたことに満足している。いいスタートを切った後、クリーンなレースを続けて、いくつか順位を上げることができた。ただ、タイヤを傷めないようにしながら、アストンマーティン勢を抑え続けるのはさすがに難しかった。それでも、どうにかケビン(・マグヌッセン)とその後方のドライバーたちを、背後にとどめておくことはできた。
この週末を通じてクルマは明らかに進歩した。最適なセットアップを見つけるために、チームが懸命に努力してくれたおかげだ。残念なのは上位陣に何も起こらず、誰もリタイアしなかったために、ポイントには手が届かなかったことだね。けれども、僕らにはまだ進歩の余地がたっぷりとある。ジェッダとそれに続くレースではもっと力強くポイントを争えるように、引き続きパフォーマンスの改善に取り組むつもりだ。
■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=19位(56周/57周)
16番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ハード
残念ながら、今日はまったくツイていなかった。僕自身のスタートは良かったのだが、ターン1でニコ(・ヒュルケンベルグ)とランス(・ストロール)の接触に巻き込まれてフロントウイングにダメージを負い、ポジションとパフォーマンスを失った。それに加えて、2度目のピットストップではホイールナットのトラブルに見舞われて、さらに大きくタイムを失ったんだ。とにかく完全に運に見放されていた感じだ。今シーズンの不運が、ここですべて出尽くしたのならいいんだけどね。
レースを振り返ってポジティブな点は、ジョウ(周冠宇)がポイントにあと一歩という順位でフィニッシュしたことからも分かるように、直接的な競争相手よりも確実にペースが良かったことだ。これは僕らが去年よりも速いレースカーを手にしたことを示している。来週のジェッダに向けて自信にもなるよ。