友人につらい過去を打ち明けたとき、受け入れてくれないどころか批判されたら、付き合いを続けることは難しくなるだろう。埼玉県に住む50代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)は、
「10年以上前の話ですが、子どもが小学低学年の頃、学校でイジメにあい、顔やほかに傷害事件にすべきだった程の怪我をさせられてた」
と明かす。(文:真鍋リイサ)
「その相手の子が白い目で見られるよ!」
女性はいじめた相手やその親だけでなく、いじめを隠そうとする学校や教師達の対応に不信感と恐怖心を持ち、転校させることを決意した。しかしその後、子どもは学校に通えなくなったそう。それを友人に話したとき、
「なんで逃げたの?残されたその相手の子が可哀想じゃない。白い目で見られるよ!」
などと、なんと被害者である女性の子どもではなく、いじめた側の心配をしたというのだ。ほかの兄弟も「犯人に自分も何かされる!」と怯えていたり、女性自身もそのストレスで白髪になってしまったりと、追い詰められていた。そんなときに友人に非難するような言葉を投げかけられては、さらに精神的に参ってしまうだろう。
「それ以来、その友人が人の気持ちを思いやれない偽善者だったんだ…という気持ちが拭えず絶縁した」
たしかに自分のつらい経験を打ち明けようとした友人にかける言葉ではないだろう。
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