《お客様のご期待に応えられず、誠に申し訳ございません》
日本マクドナルドは3月1日、ハッピーセット『星のカービィ』の早期販売終了を公式サイトとアプリで発表した。
ハッピーセット『星のカービィ』は、全8種類のどれか1つ、ぬいぐるみがおまけにつく。販売期間は当初、約3週間の予定で、2月23日から第1弾、3月1日から第2弾で4種類ずつ、3月8日からの第3弾では8種類全部が登場するはずだった。
ところが予想以上の人気のため、第1弾は発売翌日にはほぼ全店で売り切れに。第2弾は発売当日に販売終了。あまりの人気過熱ぶりに第3弾の実施は中止となってしまった。
フリマサイトには、多数の転売されたハッピーセットの『星のカービィ』が並ぶ。これに対してネット上では、
≪転売ヤーほんま恥ずかしくないのか?子供のハッピーセットを大人買いして子供に渡らないって…≫
≪毎回子供連れてマクドナルドに来た時にハッピーセットのおもちゃ無いって言われて なんで異常な値段でメルカリで売られてるん?子供が買えない状況なるまで買い占めるなよ転売ヤー≫といった悲痛な声が。
SNSでは1日朝から「マック激混み」がトレンド入りした。
もともと『星のカービィ』は人気キャラクターだが、ここまでの騒動になったのには他にも理由が──。おまけのぬいぐるみの中には、アゴが出ていたり、体が細長かったり、四角かったり、足が長かったりと低クオリティー(?)な個体差があったことが、購入者の間で話題に。逆にその個体差が今回の異常人気の一因となったようだ。
第1弾の反響や増産予定について、週刊女性は第2弾の発売前、日本マクドナルドに取材していた。
年齢制限は設けておりませんが…
──『星のカービィ』のぬいぐるみにかなり個体差があることがSNS上で話題になっていますが。
「SNSの投稿は認識しておりますが、恐れ入りますがコメントする立場にございません」(日本マクドナルド広報部、以下同)
──今回、ぬいぐるみがフリーマーケットアプリなどで転売されていることについて、どのようにお考えでしょうか。
「マクドナルドはハッピーセットの『おもちゃ』で子どもたちが夢中になって遊びながら、幅広い領域への興味を深め、考える楽しさを広げてほしいと考えています。年齢制限は設けておりませんが、お子様にお楽しみいただきたいと思っております」
──第2弾(3月1日~7日)、第3弾(3月8日~)が控えていますが、今回の反響を受けて増産する予定はあるのでしょうか。
「短期間で原材料を調達するのが難しいため、ハッピーセット『星のカービィ』の再販の予定はしておりません」
残念ながら中止となってしまった第3弾。子どもたちが夢中になって遊ぶためのものに、一部の大人たちが夢中になって金儲けに走っている……。