同期入社は仲間意識が強くなるものだが、それだけに男女間の揉め事も起きやすいかもしれない。神奈川県に住む30代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収550万円)から、同期入社の友人たちと絶縁したエピソードが寄せられた。
それは10年ほど前のこと。入社したのは男性2人、女性7人の計9人で、中でも「A子という子と特に親しかった」と女性は振り返る。
ところがA子は、結婚するとき女性に一切知らせてくれることはなかったという。一体どういう訳なのか。
実は同期男性と同棲していたA
実は女性は、同期の男性Bが好きだった。思いを一人で抱えきれず、A子によくその話をしていたという。A子には学生時代からずっと付き合っているという彼氏がおり、女性の恋を応援してくれていたそうだ。そんな中、女性はあるときBに思いを告げた。
「私はBに告白をしたが、『お互いまだよく知らないから』という理由で断られた。その後、A子が就職一年で退職。引き続きメールやSNS等で交流はしていた」
失恋はしたものの、会社を辞めたA子との交友関係は続いた。
しかし、それから3か月ほど経ったある日のこと、男性Bが会社に遅刻してきたことがあった。それについて、もう一人の男性同期Cが、女性に「A子が体調を崩したらしいよ」と理由を教えてくれたという。なんとA子とBは一緒に暮らしていたのだ。女性は「大変驚いた」として憤りを語る。
「どうやらA子とBはだいぶ前から交際していて、A子の退職前後に同棲を始めていたらしい。Cは、私がBを好きだったことも、同棲を知らされていなかったことも知らず、当然同期はみんな知ってると思って話してきた様子」
女性は確認してはいないというが、ほかの同期女性たち5人は、女性の思いやA子とBの関係、すべてを知っていて「なお黙っていたようだ」と推測する。言いづらかったとしても、せめてBに恋人がいることくらい教えてくれても良さそうなものだが……。
「彼女がいるらしいという話すら聞いていなかった。 私が横恋慕して空回りしているのを楽しんでいたのだろうか。 彼女がいるらしいよ?くらい誰も言ってくれなかったのが謎だった」
さぞ裏切られた気持ちがしたことだろう。
「いずれの式も私だけ呼ばれなかった」
その後、女性を含めた同期は一人を残して次々と退職した。交流は会社を辞めた後もLINEで続いたが、女性にとって再びショックな出来事が起こる。
「立て続けにA子含む女性何名かが結婚したが、いずれの式も私だけ呼ばれなかった」
そのことは、結婚式に出席した男性Cが、女性だけが呼ばれないことに違和感を持ち、連絡をくれたため知ったという。女性は同期たちと関係を絶っていたわけでもなく、「それと前後して、A子も含めて相変わらず平気でLINE等が来ていた」というから、この対応は異様だ。さすがの女性も耐えきれなくなり……。
「私も悔しいので知らんぷりして普通に接していたが、あるとき堪忍袋の緒が切れ、A子に『結婚したの知ってるよ。私を騙し続けて得た幸せってどう?』と送ってブロックした」
と絶縁の瞬間を明かした。なぜ自分だけ何も知らされなかったのか、理由は謎のままだ。女性は、一人残った男性同期のCについて「仲良くしていけそうだったが、事故で若くして亡くなってしまったので、もう真相を知ることは出来ない」とし、同期たちとは「縁が再び繋がることもないと思う」と決別を断言した。