3月1日、スーパーGT GT300クラスに参戦するBMW M Team Studieは、2024年の参戦体制を発表した。今季はスーパーGTのみに活動を集中し、BMW M4 GT3を継続使用。大黒柱の荒聖治をエースに、新たにドイツ人ドライバーのニクラス・クルッテンを起用し、第3ドライバーにブルーノ・スペングラーが控える強力な体制を築いた。
BMW M Team Studieは、当時唯一のBMW使用チームとして2008年にスーパーGTに参戦を開始。2011年はGOODSMILE RACINGとともにGT300チャンピオンを獲得している。2014年からはBMWジャパンの公式アウトソーシングチームとして体制変更し、2016年からアジア初のBMW公認チームとして活躍してきた。
そして今季のStudie BMW M4は、その印象を大きく変えることになった。2023年にも採用された幾何学模様がグリーン主体に色を変えて車両全体に施され、BMW 3.0CSLを思わせるMストライプがボディを彩る。鈴木康昭監督によれば、グリーンは近年BMWの市販車に多く採用されている流行のカラーで、これに幾何学模様を採り入れたのだとか。ドライバーのスーツもグリーン主体となっている。
2023年は中盤戦以降、思うようにポイントを重ねることができなかったBMW M Team Studieだが、タイトルを狙うポテンシャルを示したと言える。2024年、悲願達成を目指すとともに、モータースポーツ活動を通じてBMWブランドのさらなる価値向上、そしてBMW市販モデルの販売促進に貢献していく。
BMW M Team Studie 2024年スーパーGT参戦体制 エントラント:BMW M Team Studie × CRS 車両名:Studie BMW M4 ゼッケン:7 ドライバー:荒聖治/ニクラス・クルッテン/ブルーノ・スペングラー チーム監督:鈴木康昭 チーフエンジニア:高根裕一郎