10時からは7台が加わり、15台が揃っての走行がスタートした。今回、多くの車両はカーボン地や2023年のままだったが、唯一Modulo Nakajima Racingの64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTのみが2024年のフルカラーリングを施し登場した。シビック・タイプR-GTにフルカラーリング車両が登場するのはSTANLEY CIVIC TYPE R-GTのオフ専用カラーをのぞけば初めてのことだ。
午前のセッション1は、途中10時45分にAstemo CIVIC TYPE R-GTが200Rでトラブルのためストップ。一時赤旗が出たが、すぐにAstemo CIVIC TYPE R-GTはピットに戻った後に走行を再開した。その後は中断なくセッションは進み、au TOM'S GR Supraが1分43秒665を記録しトップタイムに。2番手にはNiterra MOTUL Zが1分44秒110で続いた。3番手にはENEOS X PRIME GR Supraが1分44秒236でつけている。au TOM'Sのタイムがこの時点ではやや抜けている印象があり、ライバルたちからは驚きの声も聞かれた。
その後、8台が合流し走行が進められていったが、開始から1時間ほどというタイミングで、DENSO KOBELCO SARD GR Supraが逆バンクでコースオフ。バリアにクラッシュしてしまい赤旗中断に。さらに、その後も落下物のため赤旗が出されるなど、中断が相次いだ。
さらに15時を前にして鈴鹿サーキットには雨が降りはじめてしまった。次第に雨脚が強くなり始め、ほとんどの車両がピットイン。その後ウエットタイヤを履き走行したが、当然タイムの更新はならず。終盤にはほとんどの車両がピットに戻り走行を終えることになった。午後のセッション2は、雨が降り出す前に1分44秒245を記録していたau TOM'S GR Supraがふたたびトップタイムとなった。