結婚や出産は早ければいいとは限らない。しかし、友人と早さを競う人もいるらしい。50代前半の女性(千葉県/サービス・販売・外食/年収1500万円)が、「大学時代ずっと一緒だった友人」がまさにそのようなタイプだった。女性は友人より先に結婚し、結婚式にも招待した間柄だった。そして、その2年後にランチの誘いを受けた。(文:林加奈)
「当日、会うと席に座るなり、いきなり母子手帳を机に置いてこちらに見せられました。そして、彼女の一言が忘れられません『私、あなたに勝ったから』『赤ちゃんできたから』って、いきなり言われました」
「こういうショックなことがあると、母乳止まるって聞くよねー!」
女性は当時の心境をこう明かす。
「私は子どもがどちらが早いかとか気にしたこともなく、ましてや結婚もどちらが早いかを気にしていませんでしたが、彼女は気にして、私をライバル視していたんだと知りました」
結婚で先を越された友人は、次は出産でマウントを取りたかったのだろう。女性はこれがきっかけで「もう元の感情で付き合うのは難しいと思い、そこから連絡を絶っていました」という。仲が良いと思っていた友人は、自分のことをライバル視していたことがわかったのだから、当然だろう。ところが、その後しばらくして女性の父親が亡くなると、友人が通夜にやってきたのだ。
「いきなり現れてびっくりしました。どんな葬儀か気になり見に来たようです。またそのとき、出産後で授乳中の私の妹に『こういうショックなことがあると、母乳止まるって聞くよねー!』って言って帰っていきました。。返す言葉もなく、そのまま見送りました」
身内を亡くして憔悴しきっている遺族に、捨て台詞を吐いて帰るとは、ただただ呆れるばかりだ。女性もこの件で「やはり以前の判断は正しかった」と確信したようだ。
キャリコネニュースでは「友人と絶縁したことがある人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/LQ1RHMHG