幽霊らしきものを見たという人は意外と多い。最近は、幽霊は人間の脳が見せる幻影、と言われるようになっているが、本人からすれば不思議な現象だろう。
60代の女性は、大学病院でそれらしきものを見たことがある。その日、女性の母の具合が悪くなり、救急車で大学病院に運ばれた。女性も付き添いで一緒だった。(文:長田コウ)
「幸い軽かったので安堵し処置を待っている間待ち合いにいた所自販機があったのでポカリでも購入しようとした所じっと自販機を見て購入するものを選んでいる様子の40~50歳位の男性が立っておりました」
「非常灯と小さな電気が点いていただけとは言えはっきりと見えておりました」
男性は、「背広を着た瘦せ型で濃紺のストライプのネクタイをして身長は175センチ程」で「ひょろひょろっとした方」だったという。
しかし、いつまで経っても、その男性は飲み物を買う素振りをみせない。そこで、女性は「お先にと会釈してポカリを購入」し、お礼を言おうとすると「いないのです」。さっきまでそこにいたのに消えてしまったのだ。
この驚きの出来事を振り返る。
「その時、息子と甥っ子も近くにいたのですが人の気配は無かったと言いそんな事それらしい場所で言うなと文句を言っていましたが確かにおりました。夜も11時を過ぎていたので非常灯と小さな電気が点いていただけとは言えはっきりと見えておりました」
夜中の病院という非日常的な状況が女性に幽霊らしきものを見せたのだろうか。女性としては、「不思議と怖くはなかったのですがきっと水が欲しかったのではないかと切なくなりました。きっとあの大学病院で亡くなった人ではないかと思っております」ということだった。
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