AZWAYは2月19日、「家の価格」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2023年12月14日~1月26日、10代から60代以上までの605人(女性310人/男性291人/その他4人)を対象にインターネットで行われた。
○1億円以上の家に住んでいる人は0.5%、持ち家の価格帯は2,000万円~3,000万円が最多
10代から60代以上までの回答者605人に「家の価格」について聞いたところ、1億円以上の家に住んでいる人は3人で全体の0.5%という結果になった。中でも最も高かったのは、「1億1千万円」の家で、延べ床面積は320平米とかなりの広さになっている。(50代男性)
一方、持ち家の価格帯で1番多かったのは、「2,000万円~3,000万円」で183人おり、全体の30.2%という結果に。続いて多かったのが「3,000万円~4,000万円」で152人(25.1%)、3位が1,000万円~2,000万円で106人(17.5%)となっており、4,000万円以下の家に住んでいる人が、全体の約8割を占めている。
○一戸建て・マンション共に2,000万円~3,000万円が最多、4,000万円以上はマンションの方が多い結果に
続いて、持ち家の価格を住居タイプ別に見てみたところ、一戸建て・マンション共に「2,000万円~3,000万円」の家に住んでいる人が最も多いという結果になった。1番多い価格帯に関しては、住居タイプによって顕著な違いは見られないことがわかる。
一方、4,000万円以上の価格の物件に住んでいる人の割合は、一戸建てに比べマンションの人の方が多いという結果に。一戸建てでは4,000万円以上の住居に住んでいる人は18.8%なのに対し、マンションでは23.1%になっている。
また、広さでは一戸建ての方が坪面積が広いものの、マンションに住んでいる人の方が4,000万円以上の物件に住んでいる割合が多い結果になっており、価格を決めている要素は一概に広さと関連づけることはできないとわかる。
○関東エリアと近畿エリアの物件購入価格が高い傾向
最後に、物件の購入価格を「北海道」「東北」「関東」「中部」「近畿」「中国」「四国」「九州」の8つのエリアに分けて比較してみたところ、エリアごとに購入価格に違いがあることがわかった。「中国」「四国」「九州」エリアでは、他のエリアと比べて2,000万円~3,000万円の家を購入した人の割合が多くなっている。
また、「北海道」と「東北」では、1,000万円~2,000万円で家を購入した人の割合が25%を超えており、他のエリアと比べて多い結果に。逆に、「関東」や「近畿」では、3,000万円~4,000万円の家を購入した人の割合が1番高くなっており、エリアごとに住宅価格に大きな差があることがわかる。(Yumi's life)