原因もわからず突然友人から拒絶されたら、何か気に障ることをしてしまったのかと不安な気持ちになるだろう。広島県に住む30代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収500万円)は、中学時代から親しくしていた友人が結婚式を挙げることを知らされなかった。その上
「LINEを含む全SNSをブロックされており、かなりのショックを受けました」
と衝撃を語る。(文:福岡ちはや)
「私が結婚した際もお祝いをいただかなかったので」
女性は友人との関係について、「社会人になってからも連絡を取り合い頻繁に会う仲でしたが、コロナ禍に入りめっきり会わなくなってしまいました」と明かす。女性いわく、ちょうど友人はコロナ禍の直前から職場の人間関係に悩み、体調を崩していたそうだ。
「私から連絡をし、心配している旨を伝えていればよかったのですが、プレッシャーに感じるかとも思い、SNSでコメントするくらいにしていました」
しかしその後、女性は公私共に忙しくなり、SNSを見る機会が減ってしまった。つまり、友人との連絡も取れていなかったのだろう。久しぶりにSNSを開くと、衝撃の事実を目にした。
「なんと彼女が結婚式を挙げていたことが判明しました。当然(結婚式に)呼んでもらえるものだと思っていましたが、何の連絡もありませんでした」
とショックを隠し切れない。ただ、それでも友人の結婚はめでたいこと、今後も仲良くしていきたいなら、何らかの形でお祝いの気持ちを表すべきだっただろう。しかし女性は「私が結婚した際もお祝いをいただかなかったので」と結婚祝いの品を贈らない選択をしたという。
「見た瞬間は息がつまり、数か月経った今でも引きずっています」
それから時が経ち、女性は別の友人と2人で会う約束をした際に、例の友人にも声をかけることを思い立った。なぜなら会う相手が共通の友人だったから、また女性は結婚式後に友人がどうしているのか気になっていたからだ。
女性が友人に「よかったら一緒にどう?」と声をかけると、「声かけてもらえて嬉しい!でも予定があるし、体調のこともあるから今回は見送るね」と返事があり、軽い近況報告を受けることもできたという。一見すると、何の問題もなく友人関係が続いているように思える。ところが友人はSNS上で、リアルとはまったく違う態度を取ってきた。
「久しぶりにSNSで彼女のアカウントを確認したところ、『私に優しくない人に優しい言葉はかけない』などと書き込まれており、後日アカウントをブロックされていました」
それを受けて、女性は友人のLINEを削除した。彼女とのやりとりを見ては「何がいけなかったのだろう」と後悔を繰り返してしまうからだ。すると、傷心の女性にさらに追い打ちをかけるできごとが起こってしまう。
「偶然、彼女のSNSの別アカウントを発見してしまいました。おそらく私と思しき特定の人物に対して『許せない。絶対に会いたくない』などと書き込まれておりました」
その後「LINEを含む全SNSをブロックされ」たというから、徹底して嫌われていたことは分かる。女性は「見た瞬間は息がつまり、数か月経った今でも引きずっています」とつらい胸の内を打ち明けた。
「会わなくなった期間に彼女の中で何かあったのか、私に対する不満が積もり積もっていたのか、もしくはたまに取り合っていた連絡の中で何かきっかけがあったのか。今となっては知る由もありません。彼女とは縁の賞味期限が切れてしまったんだと自分に言い聞かせ、ほかの友人を大切にしていこうと思います」
キャリコネニュースでは「友人と絶縁したことがある人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/LQ1RHMHG