さまざまな場面でAI化やロボット化が進む今日、職業の立ち位置はどのように変化していくのだろう。
マーケティングテクノロジーは、「Z世代に聞く 将来なくなりそうな職業に関する調査」の結果を発表した。調査は、14歳~29歳の男女を対象にインターネット上で行われ、1098人の有効回答を得た。
調査の結果、全体で1位になったのは「販売店員(スーパー・コンビニ)」だった。多くのスーパーやコンビニでは、無人レジが一般化している。このことが結果に影響したのだろう。(文:長田コウ)
「将来なくならなそうな職業」は…?
2位にランクインしたのは「ウェイター/ウェイトレス/ファーストフード店員」、3位に「清掃業従事者」と続いた。「販売店員」と同じく、AI化やロボット化が進んでいる代表的な職業であることがみてとれる。
3位の「清掃業従事者」と同じくらいスコアが高いものとして、「情報通信処理/システム/ソフトウェア関連(システムコンサル・SE・プログラマ・設計等)」や「クリーニング」、「工場従事者(金属・化学製品・飲料食品加工等)」があげられた。調査は男女別にも行われたが、性別による大きな特徴はなく、全体の結果と概ね同様だった。
一方でなくならなそうな職業は、「保育関連」「看護師」「理容・美容関連」だった。ほかにも人と人とのコミュニケーションが欠かせない職業は順位が低いことが分かる。Z世代にとって、これからの仕事選びは、AIに取って代わられない職業という視点でも考える必要がありそうだ。