Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」が2月15日から配信中(全8話)。本作は、俳優の賀来賢人が主演・原案・共同プロデューサーを務めた一作。『哀れなるものたち』のエマ・ストーンや『バービー』のマーゴット・ロビーのように、出演者がプロデュースも兼任するのは海外ではさほど珍しくない印象だが(制作プロダクションを設立・運営している俳優も多い)、国内においてはまだまだレアケースだろう。
日本上陸以降、エッジの利いた企画を開発してきたNetflixが、またもや新たなチャレンジに打って出た。新作「忍びの家 House of Ninjas」で注目したいのは、賀来さんが原案を務めている点。「死にたい夜にかぎって」の演出を務めた村尾嘉昭、出演者の今井隆文と共に企画書を作成し、Netflixに持ち込んだそう。その後、デイヴ・ボイル監督が加わって構想・脚本を練り上げていった。つまり、本作は賀来さんから始まったオリジナルドラマなのだ(家族モノを作りたいという気持ちに、現代に忍者がいたら? というアイデアが掛け合わさったのが骨子だという)。
脚本開発から宣伝会議までカバーする『52ヘルツのクジラたち』杉咲花
「忍びの家 House of Ninjas」『沈黙の艦隊』は新たなチャレンジをしやすい配信プラットフォームだが、劇場映画はどうか。ここで紹介したいのが、『52ヘルツのクジラたち』(3月1日公開)の杉咲花だ。彼女はクレジットこそ出演者だが、その動きは一般的なイメージに留まらない。