接客の仕事をしていると、ひどいクレーマーに遭遇することがある。靴店で働く50代前半の女性(北海道)も、そんな迷惑客に苦しめられている一人だ。あるとき、客が購入した商品に「こちらテープを貼らせていただきます」と言い、店のテープを貼ると
「つけなくていい!」
と言われた。それは靴底に取り付ける小さなネジだったが、すでに貼ってしまった後だった。客の目の前でテープを剥がすと、今度は
「『買ったんだから!!』と大声で威嚇。一応、購入したことがわかるようにレシートを渡すと丸めて投げつけられる始末。普通に接していてもこんなことは日常茶飯事です」
と、うんざりしたように綴っている。話が通じないクレーマーのエピソードはほかにもあるようだ。(文:林加奈)
アプリの登録「前にやったって言ってるだろ!もういい!」
また別の日のこと。客が購入する際に、「ポイントがたまりますが、アプリは登録されてますか?」と問うと、「前に登録した」という答えだった。そこで「アプリのバーコードを提示」してもらうと……。
「するとそこには『仮会員証』の文字。ポイントはつくものの、そのポイントを使うには本会員登録しなければならなかったため、お客様に説明するも『前に登録したと言ってるだろ!』」
と話にならなかった。どうも「登録」の概念に食い違いがあったようだ。もちろん、女性は「再度、現時点で仮会員登録しかしていないこと、本会員登録をしないとたまったポイントが使えないこと」を説明した。しかし
「『前にやったって言ってるだろ!もういい!』の一点張り。お客様の沸点が全く分かりません」
とこぼした。ポイントのルールは店側の都合ではあるが、大声で怒鳴ったり威嚇したりする必要はないはずだ。恐怖心を煽るようなクレーム客は何とかならないものだろうか。
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