その3分後の14時33分、Juju(TGM Grand Prix)がデグナー立ち上がりで右側のガードレールへとクラッシュし、セッションは開始早々に赤旗となった。
Jujuのマシンの回収を経て、14時44分に走行が再開されると、一部車両はアタックモードに。ここまで3セッションで最速の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分38秒241というターゲットタイムをマークすると、笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)が1分37秒970と上回り、さらにルーキーの岩佐歩夢(TEAM MUGEN)が1分37秒627でタイムシート最上段につけた。
その後、ロングランを行う陣営が増えるなか、セッション中盤に入る頃にはルーキーの木村偉織(San-Ei Gen with B-Max)が3番手に、そして大嶋和也(docomo business ROOKIE)が1分37秒320をマークし、トップへ。
すると直後にテオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分36秒818と、今回のテストで初めて1分36秒台へと入れて暫定首位に立ち、さらに佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が1分36秒454とプルシェールの全体ベストを超える。そして山下が1分36秒327と、全体ベストが続々と塗り替えられていく。福住仁嶺(Kids com Team KCMG)も2番手タイムをマークする。
この最終アタックでは阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、牧野らが自己ベストタイムを更新するが、OTSが使用可能なセッション前半でマークされたトップ3のタイムを上回る者はなく、セッション最速は山下、2番手に福住、3番手が佐藤というオーダーのまま全車チェッカーを迎えた。