いくら面接だからといって、人に対する礼儀を忘れては優秀な人材を獲得できないだろう。営業職で年収1000万円だという男性(島根県/30代後半)から、失礼な面接官に言い返したエピソードが寄せられた。
とある外資系の保険代理店を受けたときのこと。営業職の採用で二次面接まで進んだ。2人の面接官から「自己PRをして下さい」と言われたため、「前職での営業スキルと表彰経験などを伝えた」という。すると
「『君の営業スキルなんて、うちでは何の役にも立たないよ』とひたすらに否定され続けた」
当然いい気持ちがするはずもなく、男性は面接官たちに丁重に驚くような反論をした。
「3件以上の新規契約を取れた場合、私に書面と口頭で謝罪頂きたい」
前職でしっかりした営業実績を持っていた男性は、面接官にこう提案した。
「では、こうしたらどうでしょう?あなた方は私の営業スキルが役に立たないとおっしゃる。しかし、私は少なくとも前職で個人表彰を受けており、一定の再現性はあると考えています。1か月間、無償で構いませんので御社で私を試してみませんか?」
「契約が0なら解雇頂いて構いません。しかしもし、3件以上の新規契約を取れた場合、私に書面と口頭で謝罪頂きたい」
条件付きで怒りがにじんではいるが、必ず営業成績を上げてみせるという自信がみなぎる発言でもある。さらに
「あなた方が否定したことを立証するには必要な機会かと考えますが、いかがでしょうか?」
とダメ押しを「お伝えした」と綴っている。その結果、
「何故か即日最終面接まで行われ、正式内定の連絡」
と話は急展開。強気の反論が功を奏した形だが、「丁重にお断りさせて頂く」と、当然のように入社を辞退した。これについて
「社内の人間が礼儀やマナーを重んじれないのに、顧客に丁寧な営業をしているとは考えられなかった」
ともっともな感想を漏らしていた。
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